さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

出雲の居酒屋とバーで

2017年02月03日 | 山陰・北陸日本海



夕暮れ時になり、いざ飲みに出動タイム。



その名も「のどぐろ」という店。東京だともんのすごく高いが、こちらでは
フツーの値段で食べられる魚。

店内に入ると、うはー、ほぼ満席!ようやっとカウンターの隙間に座れました。
常連さんたちの飲み屋というより、家族連れだったりグループでワイワイ?



これはのどぐろのカルパッチョ。目の前の板前さんはフル回転で料理をしているが、
とにかく満席でどんどん注文が入るもんだからさばき切れない。顔つきがいっぱい
いっぱいになっている。このカルパッチョもだいぶ待たされた。さらに隣のオヤジが
10分遅れで同じものを注文したのだが、そちらを先に出しやがった。
まぁ~しかたねえ、とにかく回らないんだから。おかげで待ってる間に酒が減る^^;



のどぐろは焼きが一番だ。ちなみに大きさが数種類あって、値段がそれぞれ。
これは一番ちいさいやつ。カワイイね~♪



地魚握り盛り合わせ。のどぐろは左下だったっけなw
こういった料理が手頃な値段で味わえるので、人気なのもわかります。
ただファミレスというか、チェーン店のコーヒー屋というか、気分が落ち着かない。
おやじのひとり酒には、ちと合わなかったかなー。

手が回らずピリピリしていた板前さん、俺が出るときには「忙しくてスミマセン、
今度はゆっくりと…」と初めて笑顔を向けてくれました。人間、ピンチのときほど
笑いとユーモアを忘れるなよォ~^^



さてここはコンビニの横にある灰皿の場所。ちょっと地方都市になると灰皿が
あっていい。のどぐろの店は禁煙だったのか?とにかく家族連れなどでぎっしり
だったから、とても煙を吹き出せる雰囲気ではなかった。

しかし、この靴はどうしたことか? 上を見ても首をつっている人はいません
でしたよ。

落ち着かない店だったので、もう少しゆっくり飲み直したい。しかし料理を待って
いる間にだいぶ酒は進んでしまったので、2軒目は居酒屋というよりはバーか。
しかしまだ少々時間が早いかな?



夜はまだまだの時間だが、例によって商店街はすでに暗い。この先にバーが
あるはずなんだが。



ありました。実はコレ、出てから撮影したものです。入るときは真っ暗。
行き過ぎて戻って、立ち止まって目を凝らしてよおく見てわかったのです。
開店しているなら照明つけねーと、商店街自体が暗いんだからw



マスターは渋い感じの人。前回の参議院選挙では、島根と鳥取が合区になったという
話が出ました。地元民とすればかなり頭にくるわけです。横に長~い2つの県を
合わせると320㎞を超えるそうで、代表ひとりとなると、どこのエリアを代表して
いるかが問題になる。実際には自民党が勝つわけで、公認候補をどこ出身というか、
どこを根城にしているか、絞ってゆくのが選挙以前の事実上の大問題になる。

そもそも鳥取県では、鳥取市と米子市では武家の町と商人の町、因幡の国と
伯耆の国という精神的断絶があり、代表ひとりというのは問題だったのです。
そこに島根県、そもそも石見の国と出雲の国という2つが加わった(隠岐っつー
のもあるのですが)。

「このエリアでは、因幡、伯耆、出雲、石見という4人の代議士を立てればよろしい。
そのほうが地域を代表する議員、という本来の機能を果たすんだよ」と大胆な案を
提示しますと、マスターは禿同してくれました^^

おやじたちの意見一致だけでなく、マスターはアルバイト(?)の若い青年にも
意見を聞き、若者の間でも県東西の心理的距離は遠く、昔の令制国のほうが分け方
としてはずっと親近感があるとのことでした。



最後にはりんごのリキュール。ウィスキーをストレートで飲む私には「甘いですよ」
とマスターが心配されておりましたが、甘いものもOKな私にはデザートワインの
代わりになる〆になりました(^益^)b