今回の旅は、「富士山一周プロジェクト」。富士山を東西南北から見てやろうという
企画です。なにせ富士山というのはカッコイイ。立派なお姿。どこからでも「見えた♪」と
ありがたく思える存在。「富士見~」という地名や橋やら山やらなんでもある。
マンションだって、「窓から富士山が見える」というだけで評価価格が上がるって
くらいだ。訪日中国人はワンサカ富士に行くし(登るより少し遠くから眺めたほうが
いいと思うけど)、サッカーの試合で韓国チームが日本相手にダメ押し点を入れたとき、
テレビ放送のアナウンサーが「富士山が崩れていきます!」と喚いたこともあるのだ。
日本人の心の象徴(辞めたいっていってる老人を人権無視で働かせるより、こちらを
利用したらどうだ?)、せっかく近くに住んでいるのだからじっくり眺めてみようかと。
1.まずは御殿場に1泊。東から富士を見る。御殿場には俺の大嫌いな軍事演習場が
ある。軍人がいるところには、俺の好きな夜の繁華街がある。軍人はストレスのたまる
環境で仕事をするから、オフの夜ははめをはずすところに行きたくなるらしい。俺は
ストレスは少ないが、夜の繁華街ではめをはずすのは好きだ。しかしどうもその繁華街は
寂れているらしい。どうなっていることやら。
2.2泊目は沼津だ。南から富士を見る。松本のバーで仕入れた情報では、沼津には
古いバーが多いらしい。バーテンダー歴>俺の人生 というくらいのベテランがあち
こちにいるとか。町おこしでバーのはしごツアーがあったらしい。なんかロンドンの
パブを歩いてはしごする、というツアーがあったなあ。沼津の夜はどんなでしょ。
3.3泊目は身延山。乗ったことのない身延線に乗り、西から富士を見るエリアでは
どこがいいかと考えた。夜は居酒屋やバーで一杯、というような町がなさそうなローカル
線。それなら温泉か、と下部温泉を第一候補にしたが、富士山を眺めるには、身延山に
登ったほうがよさそう。ロープウェイがあるではないか。
そのふもとにある旅館を予約。すると「トレッキングコース」と「久遠寺で朝のお勤め
コース」があった。どっちも若干引くのだが・・・。「魅かれる」ではない。「引く」のだ。
時間的体力的にダメージが少なそうなのは後者であろう。毎晩酒を飲む旅行で、早朝に
「お勤め」なんてのもいいかもしれん。汚れきった俺の心身が清らかになるのだろうか。
4.北から富士を見るには4泊目の甲府だ。この街には行かねばならぬ居酒屋とバーが
あるのだ。もう何か観光などはせず、ただ夜に飲むためだけに泊まる町。さあてどんな
旅になるのでしょうか。。。
出発は新宿駅小田急線。むかしはJRに乗り入れて沼津まで行っていましたが、いまは
御殿場までのようですね。特急料金は払いたくないポリシーですが、普段よく使う
小田急線で都内をゆっくりは行きたくない気分だし、行き先が目的地だしね^^;
だんだん御殿場が近づいてくると、車窓からも見えてきましたー。
だんだんでかくなるぅ~(^益^)b
というわけで、御殿場駅に到着。「御殿場」って、なんか豪勢な名前ですが、
徳川家康が死んだとき、遺体を久能山東照宮から日光東照宮に移す際、仮の御殿を
建てて一時的に安置したことがあるから、その名がついたそうです。でも当時は
ドライアイスないよね?骨にしてからだったの?でも「遺体」っていうんだから、
焼いてないよね?まさか塩漬けとか燻製にはしてないよなあ~w
町は寂れた雰囲気ですが、こんなふうに富士山が見えるのです。
1707年に大噴火したときには、ここらは壊滅的になったそうです。だよねー!
昼飯を食おうと、古めかしい食堂を発見。
レトロな雰囲気がよかったです。となりに6人のおばちゃん軍団がきました。
古典的なラーメン。いつ頃からか、この海苔やらナルトやらはなくなりましたよね。
おお!こちらのマンホールは、力強く走るSLに桜、それを富士山が見守って
おります。なかなかいいよね(^益^)b