さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

閑散とした本渡を散策する

2017年10月01日 | 九州シリーズ



郷土資料館やキリシタン館を見てしまったので、しばらく本渡の町を彷徨う。
天草四郎がカリスマポーズをとっているところが、町の中心部アーケード商店街。



天草で一番大きな町なのに、その中心部なのに、人がいません。



時計は正午をさしています。それにしても、これは。。。



右の靴屋さんはやってますな。ううう。



まるいストアーは営業していました。がんばってくれ。。。



字がかすれつつありますが、英国亭って何屋さんだったのー。



夜はやってるんだろな。な? にぎやかでいいです。

日差しはオーブンのようだし、体調はすぐれないし、疲れてきたし、ゆっくり座れる
喫茶店とかないかなー、これじゃあないだろなー、と思っていたところ・・・



おおっ?! 奇跡的になんかオサレな雰囲気なところが、やってるよ!



比較的若い人が、ひとり座っていました。店員?客っぽくないが?

目が合ったので挨拶をしたら、立ち上がって対応してくれる雰囲気だったので、天草で
採れたレモンを使ったレモネードを注文しました。するとカウンターの中で作って
くれたのですが、払うときにその人はメニューをじっと見て値段を確認。店員でしょ?

座った横に、途中まで読んでいた宮本武蔵の漫画「バガボンド」があったので、ゆっくり
読み進める。ちなみにこのシリーズは後に行った指宿の温泉、鹿児島のブックオフでも
読めたので、この旅で全部読みました。

先ほど対応してくれた人は、どうやらここのオーナーの友人だったようです。翌日も
ここに来たのですが、そのときもまた違う近所の人(?)が対応してくれました。
こちらよそ者とすぐわかるので(そもそも町に人がいないし)、どこから来たのか、
というお決まりの質問からおしゃべりが始まった。

そしてまたお決まりの話題ですが、「若者がみんな出てゆく」という話になる。
でもこの店を中心に、何人かの青年たちが集まってくるようです。家賃は1万円だったり、
食材などの物価は安いですが、スマートフォンや車の値段は都会と同じなので、それら
削れない出費のための収入が大変だ、と言っておりました。



喘息の咳が止まらず、喉が痛くて悪寒、筋肉痛もあり、体調はすぐれない。いけす料理屋も
見かけたし、天草の中心地にやってきて「酒と魚」を堪能しようと思っていたのにどうも
その気になれず。昨夜の温泉旅館の料理も大半残してしまったしなー。

というわけで、見かけたのがコレ。「健康料理」、「うなぎ・焼肉・定食・軽食・喫茶」
とくれば、何か食べられそうなものがあるだろう~。



客は俺ひとり。全体的に値段は高め。「瓶ビール200円。ただし1500円以上のものを
注文した人だけ」という微妙な設定。うなぎの並が1500円ちょっとなので、ビールを
200円で飲める。サラダや惣菜などのボウルがずらりと並んでいて、それは無料だそう
です。調子の悪い喉を通りそうなスイカとサラダをとって、ビールを飲む。



このうなぎで1500円はちょっと高い気がするが、900円にして、サラダビュッフェが
300円、ビールを500円にすればトータル同じではないか。この複雑怪奇な料金体系、
あとから来た客も質問を繰り返し、店員は一生懸命説明をしておりました。何かこだわりが
あるのでしょう。「健康食品の店」ですから。。。