郷土資料館やキリシタン館を見てしまったので、しばらく本渡の町を彷徨う。
天草四郎がカリスマポーズをとっているところが、町の中心部アーケード商店街。
天草で一番大きな町なのに、その中心部なのに、人がいません。
時計は正午をさしています。それにしても、これは。。。
右の靴屋さんはやってますな。ううう。
まるいストアーは営業していました。がんばってくれ。。。
字がかすれつつありますが、英国亭って何屋さんだったのー。
夜はやってるんだろな。な? にぎやかでいいです。
日差しはオーブンのようだし、体調はすぐれないし、疲れてきたし、ゆっくり座れる
喫茶店とかないかなー、これじゃあないだろなー、と思っていたところ・・・
おおっ?! 奇跡的になんかオサレな雰囲気なところが、やってるよ!
比較的若い人が、ひとり座っていました。店員?客っぽくないが?
目が合ったので挨拶をしたら、立ち上がって対応してくれる雰囲気だったので、天草で
採れたレモンを使ったレモネードを注文しました。するとカウンターの中で作って
くれたのですが、払うときにその人はメニューをじっと見て値段を確認。店員でしょ?
座った横に、途中まで読んでいた宮本武蔵の漫画「バガボンド」があったので、ゆっくり
読み進める。ちなみにこのシリーズは後に行った指宿の温泉、鹿児島のブックオフでも
読めたので、この旅で全部読みました。
先ほど対応してくれた人は、どうやらここのオーナーの友人だったようです。翌日も
ここに来たのですが、そのときもまた違う近所の人(?)が対応してくれました。
こちらよそ者とすぐわかるので(そもそも町に人がいないし)、どこから来たのか、
というお決まりの質問からおしゃべりが始まった。
そしてまたお決まりの話題ですが、「若者がみんな出てゆく」という話になる。
でもこの店を中心に、何人かの青年たちが集まってくるようです。家賃は1万円だったり、
食材などの物価は安いですが、スマートフォンや車の値段は都会と同じなので、それら
削れない出費のための収入が大変だ、と言っておりました。
喘息の咳が止まらず、喉が痛くて悪寒、筋肉痛もあり、体調はすぐれない。いけす料理屋も
見かけたし、天草の中心地にやってきて「酒と魚」を堪能しようと思っていたのにどうも
その気になれず。昨夜の温泉旅館の料理も大半残してしまったしなー。
というわけで、見かけたのがコレ。「健康料理」、「うなぎ・焼肉・定食・軽食・喫茶」
とくれば、何か食べられそうなものがあるだろう~。
客は俺ひとり。全体的に値段は高め。「瓶ビール200円。ただし1500円以上のものを
注文した人だけ」という微妙な設定。うなぎの並が1500円ちょっとなので、ビールを
200円で飲める。サラダや惣菜などのボウルがずらりと並んでいて、それは無料だそう
です。調子の悪い喉を通りそうなスイカとサラダをとって、ビールを飲む。
このうなぎで1500円はちょっと高い気がするが、900円にして、サラダビュッフェが
300円、ビールを500円にすればトータル同じではないか。この複雑怪奇な料金体系、
あとから来た客も質問を繰り返し、店員は一生懸命説明をしておりました。何かこだわりが
あるのでしょう。「健康食品の店」ですから。。。