さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

鰹のハラ皮を食って鰹節工場に行ってみた

2017年10月26日 | 九州シリーズ



電動自転車で快適に枕崎の港を走る。観光案内所のおっちゃんの話では、ここらには
土産物屋がいくつかあるという。あれがそうだ。2階には喫茶「ハ~バ~ライト」が
あるではないか。



1階は海産物などの土産が並んでいました。まだ旅は続くし、焼酎を何本も買って
しまったので買い物はせず、2階に上がる。おお、前近代的な雰囲気。むかしの役所
みたいな感じかな。



ほとんど意味不明の展示物があった。それを横目に喫茶店へ。



なんかタイムスリップでもしたような気持になる。昭和の映画の中みたいな?



ヲヴァ~サンがやっていました。もうひとり、ヲヴァ~サンのお客さんもいました。



おお、そうめんセットなら食べられそう。久しぶりに昼飯を食べる気がする。それに
カツオのハラ皮の唐揚げもついているとな^^



右上がハラミの部分の唐揚げ。鮭のハラス焼きも好きだし(パリパリに焦げた皮は
最高なり)、博多で食べた小魚のハラの部分を塩漬けにして炙ったのは感動的だった。
あなたは背の部分のしっかりした身が好きですか?それとも柔らかく脂ののった腹の
ほうが好きですか?



食後にコーヒーを頂く。私は毎日2~3杯飲む習慣がありますが、この旅のあいだ、
朝はほとんど何も食べないしホテルは素泊まりにしているし、昼もほとんど抜いていた
ので久しぶりに飲んだ感じ。思わぬオサレなカップで出てきました。イスタンブール?!



食後には海岸線を南下し、鰹節を作っている工場があるあたりまで行ってみました。
歩くと1時間ですが、自転車なら10分です^^



なんか風情のある海辺の町です。



鰹節工場がありましたー。



薪が沢山あるのは、もちろん燻すために必要とするのでしょう。



日差しの中で、薪を乾かしているんだな?



おおお、ありましたー。猫ちゃんが来たりしないのかな。

撮影をしようと思ってカメラを出したら、中から作業着の女性が出てきて目が合いました。
いちおう許可を取ろうと「こんにちは~。写真だけ撮らせて頂いてよろしいでしょうか」と
聞きました。

するとニコッとするのだかなんだか微妙な表情。いいともわるいともわからない。なので
カメラをちょっと持ち上げて見せたら、スッと奥に戻ってしまいました。(゚益゚)?

駅前に戻って観光案内所に自転車を返したとき、あちこち行く場所を勧めてくれた
おっちゃんに、鰹節工場にも行ったことを話しました。すると「あそこで働いているのは
ほとんどベトナム人で、言葉が通じないんだよ」と言ったので、ようやくあの微妙な表情の
意味がわかりました。

はるか遠くの国までやってきて、「研修」と称して最低賃金よりはるかに安い賃金で働いて
いるのかしら。ブローカー(紹介者)に多額のマージンを取られたり、飛行機代を貯める
だけでも大変な苦労をしたり。でも一方で、そんな従業員を確保しないと経営ができない
という現実もあるのですよね。