さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

気仙沼の夜は「ぴんぽん」へ

2018年04月01日 | 東北シリーズ



ゆっくり温泉にも浸かったし、あとは夜の出動を待つのみ(^益^)b

ん? 正面に、あんなでっかい橋はなかったぞ? 近くの離島へ、双頭の船がひっきりなしに
往復していた記憶がありますが、もしや橋がかかったのか?(明後日行くことになります)



というわけで、夜になって出動タイム♪



まだ整備されてない真っ暗な道をひとり歩き、到着しました居酒屋「ぴんぽん」。
まわりは真っ暗で静かでも、この中だけは「賑わう」どころか「大騒ぎ」。



前回とほぼ同じ、手前のカウンターに。目の前の卑猥な置物もそのままだ。



決して一流の店ではないけれど、十分に満足できる安さ、品ぞろえ、そして雰囲気^^;

隣に座っていたタイコ腹のおっさん、すごい勢いで食べる食べるw(゚益゚)w
並んだ料理をもりもり口に入れ、ビールはそれを流し込むためだけにあるようだ。

 うおっうおっ!ごっきゅっ、ごっくっ!ぶほぉおおお~~、むはっぐおっ!

落ちつかねーよっ(^益^;

これは「食事」ではない。もはや「格闘技」である。

4~5皿、脇目も振らずに食い続け、おおかた片付いたところで何やらスープを注文。
それがラーメンの丼ぶりみたいなのに具だくさん。さすがにこれはビールではなく、熱燗の
お銚子を注文してやがる。

 ズズッ!ズビズビッ!!!グホォオ、グフォッ!!!ズオオオオオオ、グハー!!

人間バキュームカーだよ、こりゃ。レンゲを持って、一瞬も休まねーよ。なんと驚くことに、
最後の一滴まで止まることなく飲み干した。「どふあ~~~、ぐはぁ~~~!」と、食べ
終わったのに息切れの音で騒音は止まらない。

立ち上がって「お会計!」と全力疾走のあとの息切れも止まらず、「水ください!」と
でっかいコップに水をもらい、「ごっきゅっ!ごっきゅっ!」とそれも一気に飲み干す。
飲み終わったら、また息切れで「ブハー!ブハー!」と、うるせーんだよっ^^;

水の一気&息切れの間に、若い店員のにいちゃんがカウンター席を片づけ始めていた。
お猪口になみなみと残った酒を持って、「これいいんですかぁ?」と聞くが、息切れした
まま「うんうん」とうなづく。お銚子のほうも持ち上げるとたくさん酒が残っていて、
にいちゃんはちらりと嫌な顔をしました。

スープどんぶり一杯飲み干すからだよ。。。



ふと気がつくと、目の前に「じゃがバター」を食べた星衣ちゃんのかわいい文章。
これを読んでしまったら、「ぴんぽん生酒」を頼むしかなかろう。お願いしまーす!



ぬはっ!500㎖かい~。180とか300㎖とかと思ったのに、でかっ!

ま、時間はあり余ってるし、酒も魚も旨いし、じっくり飲みましょ♪


タイコ腹のおっさんが帰ったあと、すぐに「おふたりさんご案内~」という声が。ふたり
座ったらきつきつだよ。まー大衆酒場だからしゃーないねー。

すると20代半ばの青年が座った。う~ん、若い男ふたりかー。しかしひとりだけだ。
おしぼりを持ってきた店員に、「いま連れは外で電話かけてます」という話。ちょっと
するとそいつも電話で話を始めやがった。酒を飲みに来て、それぞれ電話かい。ヤダネーw

なんと外で電話しているやつは全然入ってこないで、かれこれ20~30分くらいはそいつ
ひとりだ。ビールくらい先に飲みゃあいいのに。ま、俺としては席が広くていいけど♪

そして「連れ」が入ってきた。な~んと、若いねーちゃん。時代遅れのデーハー系。
青年はすぐに「何飲む?サワーとか?」なんて始めるが、ねいちゃんは「お酒いりません」と
拒否。「でも一杯くらいは」と食い下がるが、両手を振りながら「明日があるから」と
シャットアウト。(ええっ!)と思うくらい、もう一度勧めるが、「明日があるから」と
同じセリフに「絶対あんたと飲まない」という鉄鉱石レベルの固い意思をこめた拒否。

 この青年に明日はないな、と思われ。(ねえちゃん、そもそも来るなよ・・・)

青年は「ウーロン茶ふたつ!」と入店後30分経過後に初の注文。痛い・・・痛すぎる。

こちらひとりだし密着しているもんだから、聞きたかねーのに会話が耳に入ってくる。

青年は、一生懸命仕事の話を「先輩からの助言」として言い聞かせる。ねーちゃんは
とりあえず拝聴している。しかしのけぞって聞くもんだから、俺のほうに寄りかかって
くるのであった。青年よ、笑わせるとか、面白がらせるとか、興味深い話を披露するとか、
まずはその辺からだろー。

その間に注文した料理は次々と届いているのだが、ふたりとも全く口をつけていない!
刺身の盛り合わせとか、焼き鳥の盛り合わせの大皿だとか、どーするのコレ!
ねえちゃんは絶対手を付けない決心が堅そうだぞ!ひとりで食うのか?どう終わるの?

痛いというより激痛だよ、コレw 俺の心までえぐるよ。

もう出たい、と思ったのだが、「ぴんぽん生酒500㎖」はまだ半分近く残っている。
飲み干すまで聞かなきゃならねーのか、この生き地獄。

痛い、痛い、遺体・・・w

 


_| ̄|〇







ねえちゃん入店前の長電話、内容はだいたい察しがつきますね^^;