ひとり山道を小一時間登ってきて、ついに頂上に近づいてきました。港には乗ってきた
フェリーが見えています。
山の頂上の展望台に上る道。まだ誰も歩いていないまっさらな雪の上を歩きます。
あひゃー!360度見渡せる景色。風が冷たいけれど、ひとりで眺めるのはホントに贅沢。
こちらは東方面。海面に見えるは牡蠣の養殖でしょう。
三陸の牡蠣は、震災で壊滅的な被害を受けました。種牡蠣も養殖の資材も全部やられました。
そこでフランスから、「お返し」という支援があったのです。もう40年以上も前ですが、
フランスの牡蠣養殖産業で、牡蠣の病気が蔓延し、大変な危機になりました。そのときに、
宮城県から種牡蠣の支援を行ったことがあったのです。
その恩を忘れることなく、津波の被害を受けた三陸の牡蠣業界に、「お返し」の支援を
申し出てくれたのです。また、同じ牡蠣で有名な広島の業者もやってきて助けてくれた
とか。この友情の支援は、最初三陸の漁師を探すところから始まったそうですよ。
牡蠣が大好きな私は、その話を聞いて涙が滲むのであった(´;д;`)ノ
こちらは南方面で、島の向こうには太平洋が広がっています。島の南端の岬まで、自転車で
行ってみようと思っていたのにな。今度は暖かい季節がいいかもしれません。
こちらは西。
北西の気仙沼の港。奥に滞在しているホテルがあり、新しくできた橋が手前に見えています。
橋にはまだ道路が出来ていませんが、できたらフェリーはなくなるんだろうなあ。
俺がつけてしまった足跡~w
というわけで、またフェリーに乗って帰ります。カフェがあったけどやってなかったぞ。
人がいなくて、ちと寂しい島だったなあ。
ただ乗りして、本土にでも行く用があるの?
反対側のフェリーとすれ違う。双頭の船って、なんだか御神輿だか、賑やかなお店みたい?
気仙沼の、津波で全部なくなったエリアを通り過ぎてゆきます。なんか高台に家が出来
始めていますね。毎日の上り下りが大変そう。