さて今夜の一軒目は、昨夜に行ったバー、Waterlooのお隣の焼き鳥屋さんでした。
ここは吉田類が来たことのある店です。すなわちとっても庶民的なところ。
コの字のカウンターのなかで、おやじさんがせっせと焼き鳥を焼いています。最初
客は数人でしたか。おやじさんひとりなので、数人でも結構忙しい。炭火で焼いている
焼き鳥はくるくる回していないとすぐに焦げる。
しかし客は次々に飲み物を注文する。ホッピーを注文したりすると、焼酎を出して
ホッピーを注いで混ぜる。伝票をつける。焼き鳥をクルクル。あちらの客がなんとか
サワーを注文する。グラスを出して氷を入れてまぜまぜしてしながら、焼き鳥を
クルクル。新しい客が入ってきてお通しのキャベツを出す。まだサワーは注文した
客に届いていない。焼き鳥が焦げそうでクルクル。伝票つけてる?こちらの客が
会計を頼んで金のやりとり。あっちの飲み物まだだー。焦げる焦げる!
というわけで、見ていて目が回る。コの字のカウンターで私はひとり客だから、
嫌でも目に入る。この店、ひとりじゃ回らないってばさ。。。
丁度入ってきた3人組の客が座れなかったので、私が「いま出るところだから」と席を
譲ってお会計。とてもじゃないが、ゆっくりできねえ。
若干時間が早かったので、松本No.1の呼び声高い、メイン・バー・コートに行く。
いくら人気店でも、バーでこの時間なら混んではいないだろう。
おお、ドアが立派。。。 実はここ、太田和彦の番組で紹介されていました。
「きく蔵」体験で言いましたが、あやつは撮影用に誰もいないところでゆっくり
飲んでいます。日本中からファンがやってくるというこの店で、ガラガラの
ところで飲むなんてインチキだよなあ~。それじゃあ人のいないディズニー
ランドを満喫しているレポートみたいなもんじゃないかね。
階段を上がってゆくところから、もう一流のバー体験は始まっているのです。
まだ早い時間帯なのに、もうほとんど席は埋まっていました。ひとりですから隙間に
座る。丁寧におしぼりが出される。混んでいても、ひとりひとりに気遣いが感じられる。
うるさく声をかけてくるようなことはせず、また全くほうっておくこともない話術。
あ~完璧なんですね。
この素晴らしい雰囲気。大人な空間。いつも客で一杯になるのも当然でしょう。
なので俺には「立派過ぎる」かなー。こんなに混んでいたら、「常連」になれない
ですよねえ。みなさんどうやって使っているのでしょうか。
飲み物は、こちらのオリジナル・カクテルの「松本ブリーズ」。信州のりんごを使って
います。二杯目は黒すぐりのリキュールを注文しました。コペンハーゲンの素敵な
バーで飲んだのを思い出して、もう一度飲みたくなったのです。そぉ~だ、旅の
思い出って、そこで飲んだ酒で記憶が甦ってきますね。香りや味などの五感を使って
いるから印象が残るのかな?いやいや、ただ好きだからか~(^益^)w
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