さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

雪も凶器に

2025年02月20日 | 北海道シリーズ


日本海側は断続的に寒波がやってきて大変なドカ雪のニュース。ここ函館は西の
山に守られてそれほど積雪はない。しかしいまの時期、氷の世界であることには
変わりなく、氷点下の気温で風が吹いたりすれば耳が切られるように痛いぞ。


谷地頭温泉に浸かるのが楽しみ。日中は老人が多く、毎日来る人も多くて同じ時間帯
には同じ人たちと顔を合わせる。湯舟は広いがサウナでは風呂仲間が並んで談笑して
いるのです。

年配の人たちにありがちなんだが、風呂上がりのビールと晩酌が楽しみだという話に
なる。ついつい飲み過ぎて、健康状態に問題が出てくるという話で盛り上がる。
サウナで汗をかいていると、「俺の同僚でさ、酒の飲み過ぎで体から酒の臭いがする。
汗も酒臭いんだよ」と笑って話す人がいる。「焼酎の飲み過ぎで、昼間でもなんでも
鼻が赤いんだよ。顔の真ん中に赤い団子つけたみたいな。はっはっは!」と笑うので、
トナカイを思い出して俺も笑う。俺が笑ったのであっちも笑い、さらに話にはずみが
ついてみんなで笑う。平和だねえ。。。


ここは津軽海峡冬景色。対岸に見えるのは内地の青森だ。

冬も峠を越してきたか、昼間には少し気温が上がって雪が融ける。しかし日が沈むと
氷点下になるので、そうなると融けた雪がまた凍る。そうなると地面はつるっつる!
デコボコしているのにスケートリンクの氷みたいに光を反射してつるっつる!
滑るよ!転んでの骨折も多いらしい。

屋根からの落雪がすごいんだ。たっぷり積もったやつが、日中の日差しで融けてくる。
かき氷を食べていて、終盤になったときのようになる。それが融け落ちればいいんだが、
夜になるとそれが固まる。ザクザクに融けたやつが固まると、レンガみたいに固くなる。
分厚い氷の板みたいになって、それが翌日の日に当たると大変だ。

10cmどころか20cmもあるような分厚いレンガみたいな固さの雪の板が、屋根からすべり
落ちてくる。私は道を歩いていたら1mもないところに、3階の屋根からその雪の
塊が落ちてきて玄関の屋根に当たり、はねて目の前に落下したことがありました。

レンガが10個20個地面に直撃ですぜ。たくさんの石が落ちてきたみたいにすごい音。
絶句して立ち止まったら、中から人が出てきてお詫びを言われました。しかたないよね。

東京に住んでいる私は、「雪」というと「フワフワ」、すぐに「シャーベット」という
概念しかありませんでしたが、こんな「落石爆弾」なんてのもあるんだな!



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