さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

宮古の居酒屋 4

2015年09月15日 | 東北シリーズ



田老の痛ましい姿を見たあと、宿泊する宮古に帰ってきました。三陸鉄道の駅は
お土産屋さんみたいです。



左がJR宮古駅。そちらは駅らしい雰囲気。これって、赤字になったもんだから
第三セクターにされて、もともとひとつの駅だったのが分割されたのでは。



ホテルにチェックインし、この度改装された男性のみのあまり大きくない「大浴場」に
入ってから、居酒屋の開店する17時を待って街に繰り出した。

「パチンコボンボンクラブ」は色あせて、居酒屋になっていますね^^



いちおう歓楽街はあるではないでーすか。この辺、津波の被害はどうだったのか?



「カンタベリー」(英国で大聖堂のある巡礼地?)やら「New Purple」(「紫」には
「どぎつい」とか「えっちな」という意味もある)にも魅かれるが、右の怪しい小路、
「福久呂小路飲食店街」も魅力的^^:



しかしまあ、王道のザ・居酒屋に入るわけだ(^益^)w



おまかせの刺し盛りを造ってもらう。上のほうにあるホヤ貝や、手前のサンマの刺身が
三陸にきたなあ、と思わせる。マグロも冷凍モノではなく、歯ごたえがねっとりしてて
実に旨い。

ワサビに注目。私はワサビが大好きなのである。蕎麦屋で板わさを注文するときは、
蒲鉾にワサビをつけるのではなく、ワサビを食べるために蒲鉾を受けにするのである。

いいワサビは辛くなく、香り豊かで爽やかに味わい深いのだ。すると大将が、「この
ワサビはいいですよ。これだけをつまみに飲むという人もいるくらいですよ」と言う。
東京でいいワサビといえば静岡あたりのものであるが、こちら三陸も清流が多くて
いいワサビが採れるのだそうだ。こりゃあスタートから嬉しいぞ!

   

酒を飲んでるうちに、「こちらは津波の被害はなかったんですか?」と聞くと、うしろを
指さして、「ここまで浸かったんですよ」と教えてくれました。ドアに貼られたシールの
青い線がそれだそうです。うはーwww

       

これは宮古の町の南部ですが、全体がまる飲みですからねーwww ここらの建物は
ごっそりなくなることはなく、一階部分が上まで浸水したそうです。



カウンターから後ろを見ると、小上がりのほうも貼ってありました。カメの横です。
まさかあのカメは津波で打ち上げられて…?w(゜益゜)w

営業を再開するまで、何か月かかかったそうです。国からの復興助成金は、「申請
するな」といわんばかりの大変な書類だったそうです。役所はなあ~~~w



そうこうしているうちに、店はだんだん客で一杯になりました。お会計をお願いすると、
女将さんが「汁物をサービスするから待ってて♪」と嬉しい言葉。つみれ汁でした。
このつみれが、柔らかく最上の出来。うーまーいー!

最後に女将さん、津波では冷蔵庫が流されてなくなったんだとつぶやきました。
「冷蔵庫?」と聞くと、「宴会の準備でビールが一杯に入ってたのに」だって。。。



ここはとってもおいしかったです。第一日目の夜は当たりでしたねェ。。。



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