さて網走ともさようなら。この日は釧網本線に乗って釧路へ向かいます。釧路と網走の
頭をとってつなげて「釧網」(せんもう)って読むんですね。イワンの「せん妄」を
思い出しちゃうよ。
迫力のある看板。下に「刑務所」って落書きをしたくなりますね。やるとそこに入れられるかw
例によって、駅は実に閑散としていました。午前中はこの1本!というダイヤなのに、乗る人が
少ないわけだなあ。この日は釧路に行くだけの予定なので、向かう途中で摩周湖やら阿寒湖
やらに寄ってみたいと思ったけれど、まず電車とバスが少なすぎる。空から見たら、湖が
白く凍りついていたので、3月下旬は観光シーズンではないんだよね。
予想通り、バスのような1両。
真ん中を境に、向き合う座席。中央が4人座れるボックスになるので、グループはそこが
狙い目。例によって、数人の乗客は中国人が多い。日本のローカル線は、中国人旅行客に
よって支えられてるよなあ。
電車はまず、オホーツク海に面した海岸線を東に向かいます。左側に座ったほうがいいね。
まもなく知床半島が見えてきます。
そして内陸部には藻琴山(もことやま)が見えてくる。その南には屈斜路湖があるはずだ。
電車は知床半島の根元までやってきます。
その根元の「知床斜里」という駅で、反対側の電車が遅れているということで、しばらく
停車。20分くらい止まるとか。地元民の販売員が乗り込んできて、「おにぎりはいかが
ですか~。アイスもありますよ~^^」と売り出した。アイスもいいけど、腰を伸ばして
一服したい。(^。^)y-.。o○
おおお~。ちゃんとホームの端っこに灰皿があった~♪
雪掻き機ですな。一回くらいやってみたいね。冬の季節、毎日は大変でしょうけれど。。。
さて電車も無事行き違って出発。ご覧ください、この画像。滅多にない踏切で、ちょうど
パシャっとシャッターを切ったんです。狙って出来ることじゃない!偶然なんだけど~^^;
ちょうど雪が溶けて、ふたたび大地が顔を出す季節でした。
おお、「みどり」!
ここはね、大学2年生のときに来た事あるんです。車で北海道をぐるりと一周したんです。
一緒に旅をした友人が、「一回くらい電車に乗ってみたい。車を置いて、ひと駅だけ乗って
帰ってこようよ。隣の駅はみどりって駅だねえ。いってみようぜ!」と言ったので、その
提案に賛成し、おとなりの川湯温泉駅から乗ってきたのです。
東京だと初乗り運賃が100円くらいだったのに、なんか300円以上払った気がします。
そして20分くらい乗ったと思います。「となりの駅に、やっと着いた~」と思ったら、
ちょうど反対側の電車が出るところでした。「なんだ、次か~」と思って駅で時刻表を見て
驚いた。4時間半ない!そもそも1日に4本しかないのだ。
絶句!ってやつですよね。当時は旅慣れてなくて、時刻表も調べなかったんだ。電車なんて
すぐに次が来るもんだ、と思い込んでいたわけで。駅前にも何もなく、何もない小さな駅舎で
ずっとぼうっとしていたのでした。
当時はこんなきれいな建物ではなく、木造のオンボロだったような気がします。
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