さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

古代コリントスの遺跡 2

2016年11月27日 | ギリシャ



ここらは商店街のあったところです。今の日本の地方にも、寂れた商店街が
たくさんありますけれど。。。こちらは紀元前4世紀。実に2400年前!



ピレーネの泉。そういえば、コリントスの海辺にはペガサスの銅像がありましたよね。
この泉は、天馬ペガサスが蹄で大地を打ったときに湧き出たものだ、という説

あるのです。




水道が完備しており、ここは貯水場になっていたそうです。



大通りで、右は大浴場、左には公会堂があったとか。すごいー!



というわけで、広い遺跡をゆっくり一周しました。


オデュッセウス 5

オデュッセウスが帰国する前に、アルキノオス王のたっての願いで、これまでの長い冒険話を披露することになります。これが長い長い放浪の旅の話ですから、有名なところをいくつか紹介しましょう。

何日も激しい風と潮流に翻弄されて、ようやくロートパゴイ族の島に流れ着いたときは、人々は親切で美味しいロートスの実をいくらでも食べさせてくれた。すると仲間たちはこのままあてのない放浪を続けるよりも、ずっとここに住み着きたいと言い出した。それを無理やり船に乗せて、次はキュクロプス族の国に流れ着いた。

ここの土地は豊かで、作物はほうっておいても実り、羊や山羊がたくさん飼われていた。ここで十分な食料を手に入れたのだから、さっさと出航すればよいのに、オデュッセウスは部下を12名ひき連れて、ここに住むキュクロプス族が乱暴で野蛮か、礼節をわきまえた者たちであるのかを確かめに探検することにした。

ほどなく洞窟を見つけ、主のいない住処を調べてみる。するとそこには山ほどのチーズ、仔羊、仔山羊、乳などがあり、部下たちはさっさと取って帰ろうと主張したのだが、オデュッセウスはここの主の姿を見たいと思ってしまった。もしかすると立派な土産でもくれるかも、などと考えたのである。

すると、なんとひとつ目の巨人が帰ってきた。「お前らはなんだ。海賊か?」「我々は名高き戦士たち。苦労してこの地にたどり着いて困っているので、どうか客としてもてなしてくれぬか」「ふぁっふぁっふぁっ!」と巨人は部下を2人つまみあげ、地面に叩きつけた。頭がぶち割れ、その体を巨人は手でちぎってがつがつ食べてしまった!

     



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