さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

真冬の湖水地方

2011年01月15日 | 英国
                      
  車でイングランドを一周した旅行の写真を載せています。ロンドンから西のソールズベリー、すでに以前紹介したお風呂の街バース、そこからウェールズとの境を北上して古本の街ヘイオンワイ、そしてチェスターを過ぎてイングランド北西部の湖水地方へ入ってゆきました。

 ここは文字通りいくつもの美しい湖が点在する、素晴らしい自然の風景が広がる地方で、19世紀には数多くのロマン派詩人が住んでいた土地なのです。有名な湖のひとつ、ウィンダミアには、ワーズワースが住んでいた「鳩の家」と呼ばれる建物も残っています。

 というわけで、初めて英国旅行をしたときには真っ先にその地を訪れたのです。そのときは2月でした。車で回った夏の湖水地方をご紹介する前に、その真冬の姿をまず見て頂きましょう。

 
   
 列車で湖水地方の入り口であるオクセンホルムという駅についたときはすでに夕方でした。冬の英国では4時には暗くなります。そこから超ローカル列車でガタゴトと30分で目的地のウィンダミアにつきます。車内の人かげはまばら。外は真っ暗で、まるでトンネルのなかを進んでいるような侘しさです。

 こんなときは、まるでどこかに連れて行かれるような、おとぎ話の列車に乗っているよう。思いだしてみると、夢の中のような体験です。。。

 
そして終点のウィンダミアで列車を降りて唖然とした。駅前が真っ暗な森!街灯もほとんどないので、どっちに進んでいいものか全くわからないときたもんだ。道も見えないw(゜゜)w 一緒にいた友人は、折り返す列車(いつの発車だ?)に乗ってオクセンホルムまで戻ろうと思ったとか。しかしそこに宿などなさそうだぞ。遭難???

 しかたなく、足で探りながら道を歩き始めた(よくやったなー)。このまま真っ暗な森のなかで迷ったらどうなるんでしょうか。ここは北国、しかも凍りつく空気に手もしびれる真冬なのである。

 しかしあんまり真っ暗だったから最初は途方に暮れたわけであるが、やっぱり一応鉄道の駅。じりじりと数十メートル進んで道を曲がれば、なんとか街はずれの通りに出たのである。宿を探したが、真冬ということもあり多くは閉まっていた。通りを歩いている人も見かけない。それでもポツリと明かりのついていた安宿を見つけ、なんとかその夜のベッドを確保することができたのであった。




このオズボ~ンというB&Bに泊まりました。朝起きて外に出てみると
あらま~、ふつうの街じゃないかね(当たり前なんだが)。
昨夜は真っ暗な中を心の底まで寒くなりながら歩いたので、見える
景色が全然違っていたんですな~^^;









こんな立派な「ウィンダミア・ホテル」なんてーのもありました。新婚旅行にはいいかもしれません。もちろん真冬は絶対ダメです^^; ちなみに夏は清里・軽井沢状態です。一番いいのは6月ですね。ふつー休めないってかっ(^益^;



湖のほとりを散歩しました。人影ぜんぜんなし。手は寒さでしびれる…(゜゜)


コメントを投稿