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さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

函館山からの夜景を見る

2024年04月04日 | 北海道シリーズ


いろいろな広告の車両がある函館の路面電車ですが、なんと真っ白! こりゃなんだろうと
思ったら、「試運転」でした。そのうち何か塗られるのでしょう。


こりゃ立派な邸宅だ。函館の街を散歩していると惚れ惚れするような建物が散見
されるのです。


この日は快晴なので、東京から来た客人が「行きたい!」というので混雑する函館山に
登りました。たまに天気の悪いときも、よく観光客は登って行きます。先日などは
土砂降りの日に団体が登っていました。ツアーだったりすると日程が決まっています
からね。

天気がいい日なのと、春休みに入ったもんだからガイコツ人に加えて家族連れが増え、
観光客は激増の模様。夕方に上りのロープウェイは満員ぎっしりで、15分おきの出発が
10分になり、そのうちに数分おきのピストン輸送になりました。下りの乗客はほぼゼロ。


先日ぐるりと回った駒ケ岳が夕日を浴びてきれい♪


この数年で駅の周りにはホテルが次々と建ちました。あまり美しくないな。。。


少しずつ夕刻になっていきました。展望台は人がぎっしり。ずっとそこにいるのは
寒いので、建物の中に入るが座るところはないし人がうじゃうじゃで疲れるな。。。


ロープウェイはひっきりなしに満員の乗客を運んでくるので、上は大変なことになる。


いよいよ夕暮れ。みんなスマホを高く掲げて撮影をしようとしているが、大混雑で
前のほうにはとても行けないぞ。。。


外の展望台はあきらめて、下階のガラス越しの撮影となりました。それでも前のほうに
行くのは大変だ。

何枚か撮影していると、なんとみなさん一斉に下りのロープウェイに向かうではないか。
こりゃあ帰るのも大変なのか? そうです、最初にいた人たちは寒い中を長い間日没を
待っていて、夜景を撮影したからもういいや、と早々に帰るのです。こうなると
ロープウェイは上下とも満員でフル稼働。儲かってるなー(^益^)w


海岸線をひたすら歩く

2024年04月03日 | 北海道シリーズ


さてさてかなたに見えているあの函館山の麓の我が家まで帰るぞ。バス停の時刻表を
見ると、あと1時間。小さい掘っ立て小屋の中には椅子があるので冷たい風を避けて
座っていられるが、そこに1時間いるのもなあ。。。

幸い道は海岸線の一本道だし、函館に向かってしばらく歩くか。疲れたら先のバス停で
待てばいい。


集落ごとに神社があります。古いのかもしれないね。


風は強いが、先月のように凍りつくような冷たさではない。天気もいいしな^^


素敵な廃屋がありました。きちんとメインテナンスしてれば立派な屋敷なんだが。
うしろには戸井線跡だなあ。


歩いていると10分おきぐらいにバス停があります。風よけがあるので少し心惹かれたが、
まだ40分くらいあるのでまだ先へ行く。


こんな海岸をひとりひたすら歩いていると、「ぼかぁしあわせだなぁ♪」なんて別に
思うわけないんだが、辞めた職場の同僚たち、友人たちは今頃せっせと働いている。
そっちの立場だったとき、花粉症に苦しみながら働いていたとき、夢見ていた放浪
生活がいま実現しているんだ、と思えばありがたく思うよ。それに東京に戻ったとき、
のちになってこんな日々を思い出し、しみじみよかったなあ、という思い出になるん
だよ^^


あちこちで昆布を干していました。いまが収穫期なのか?海岸の岩場で人がうつぶせに
なり、顔を海に浸けているのを見ました。「まさか溺死体?」とギョッとしたが、見て
いると海藻を採っているいるのでした。けっこう驚いたよw


次の集落付近ではカモメがたくさん。餌を獲っているようでした。


近づくといちおう離れていきます。


ここの住民たちは、よそ者がカモメの写真なんか撮って何が楽しいんだ?と思う
ことでしょう。その人たち、東京に来たら俺が通学で通っていた浅草寺の境内や
いま住んでいるところから電車で10分の渋谷のスクランブル交差点の写真を撮るん
じゃないかあ?


こんな感じのバス停もありました。「白い浜」って、そんなのないけど?
風が吹きつけるので、まだ先へ行くぞー。


スタートからかれこれ2時間以上歩いています。いったいいくつ神社を見たことか。。。


おう、「釜谷富士」だってさ。きれいな円錐形。


船乗りにとっては、すぐにわかる形の山は目印になって重宝したそうです。


おお、素敵な古い家。上にある新しい高そうな家よりもいいなー。


波を見ていると飽きませんが、ちと風が強くてな^^;


かれこれ数キロは歩いたぞー。


バスが来るまであと10分ほどになったので、ここで待つことにしました。乗ってみると
次のバス停は近くて、さらに風よけの掘っ立て小屋があったので、そっちにしとけば
よかったな^^;

だいぶ歩いて、運賃が行きは930円だったのに、帰りは710円でした。


バスは街に戻ってきて、柏木町を通ったので途中下車して「なごみの湯」に入りました。
まだ酒場にはちと早いからな^^;


温泉のあとは大門で酒場に入り、昼がパン一個だったのでザンギを♪


そしてなじみの「バーかなざわ」で仕上げをしたのでした。


戸井線の橋梁を見る

2024年04月02日 | 北海道シリーズ


古いポスト、生きてました^^;


少し歩くとまた上に登れる階段がありました。こちらは民家を気にせず行けるぞ^^


おお、ここも線路のあとが。


ここに線路が敷かれる予定だったと。


トンネルがあるぞィ。


石が山積みで入ることはできません。向こうには白骨でもありそうだぞ。


下から見るとこんな感じです。


歩いていると線路跡はほとんど埋もれています。知る人ぞ知るw


おお、青森が近いな、と思っていたら、このあたりが一番近いんだね。でもこの海峡を
船で渡るのは100年前は大変だったんだぞ。今はここをロシアや中国の軍艦がたまに
通過して行くんだよね^^;


灯台がありました。


今回のハイライト、橋梁がありましたー。


なんだと思うよねー。歩いている人は皆無。車だと視界に入らずに通過してしまう
でしょう。


せっかくこれだけ作ったのになあ。


はじっこのほうは崩落が始まっています。近々取り壊されるという記事を見たような。
するとこのブログは貴重な歴史を刻むことになるぞ。


はるばるやってきたので、たくさん撮影♪


これで今回のハイライトはおしまい。


あとは言われればそうか、という程度になります。


だいぶ戻ってきたので、下北半島から少しずつ離れて函館山が見えてきました。


このエリア、海岸沿いの1本道には店もまったくありません。コンビニでパンを
買っておいたので、本日の昼飯タイムにしました。食ったら帰るか~w


幻となった戸井線

2024年04月01日 | 北海道シリーズ


この日は少し暖かく天気がいいので、先月寒すぎて延期にした遠足をすることに。


目的地は汐首というこのあたり。去年は南の松前に行き、今回の滞在では北の森町、
西の江差、そして東の汐首方面に行くので、函館から東西南北にコンプリート?

どこかの街に行くわけではなく、「汐首方面」というのは、戸井線跡を見たかった
からです。線路はない。なぜかというと、通らなかったからです。明治時代に対ロシア
の防衛を目的に軍事物資や兵員輸送を考えていたわけですが、なかなか工事は進まず、
9割方完成したときには太平洋戦争が始まり、物資不足のために計画はとん挫したの
でした。朝鮮人をひどい環境で働かせたという黒歴史もあるそうだ。


例によって2~3時間に1本のバスに乗って1時間ほど。特にどのあたりなのか
という情報に乏しいので、ここらかな?とあたりをつけてバスを降りた。


青森の下北半島が近いよ。一番右手が大間で、去年あそこからフェリーに乗って
やってきました。


どんな寒村にも神社はある。死んだときにはお寺を使うけれど、普段使いは神社って
ことなんでしょうね。


対岸の左のほうに陸地がうっすらと見える。島?があるわけないよね?と思いマップを
見てみたら、下北半島の東のはずれでした。


少し歩いたらあるあるある!あれが戸井線の名残りだよねえ!


知らないと、言われないとわからない、あれが線路を敷こうとしたところです。


海岸沿いの一本道を歩いて行くと、あれが戸井線だぁ~という跡が続きます。


どこかであそこに登れるという情報は得ておりました。民家の裏、あれがそうか?
なんだか人の家の敷地に入って行くような気もするが。。。 でも津波のときに
住民が急いで高台に登れるように開かれていると聞いていたので、せっかく来たの
だから行ってみましょう。


おお、階段に登れるぞ。民家の窓の横を通りましたが、人影はなく通過(^益^;
よそ者が自分の家の裏を歩いていたら怪しいよねえ~w


あ~、これが線路を敷く予定だったところだ~。


函館の五稜郭から、こっちまで9割方完成していたのにポシャるとはなあ。しかし
もし開業していたとしても、とっくに廃線になっていただろうが。


高台なので、展望台としていいぞ♪


むむ、これは何の糞だ?鹿? 熊がよく出るというニュースがあるが、こんなんじゃ
ないだろう。


途中で進めなくなるので、通しで歩くことはできなそう。また降りて進むか。