千里山ブラウズ

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「干しいも」を手作り

2006-12-28 00:46:04 | Weblog
朝のNHK連続テレビ小説は現在「芋たこなんきん」をやっていますが、どうも女性の好きなものがこの三つということらしいです。
今日マーケットで「干しいも」を久しぶりに見ましたので、懐かしくなって思わず買ってしまいました。NETで調べてみると、「芋かんば」或いは「かんば餅」という高知県東部の干し芋を突き込んだお餅があるそうですが、僕の故郷の徳島では「干しいも」のことを単に「かんば」と言っていました。「かんば」の“かん”は干という意味だとすると、“ば”はどういう意味や字になるのでしょうか?
僕が小さい頃は自家製の「かんば」をよく作って貰いました。サツマイモを蒸し上げてから、この袋イラストのように包丁でスライスし、「 もろぶた」に並べて屋根の上に天日干しにします。何日かして糖分が白い粉を吹いたように遊離してきますと、僕ら子供が待ちきれずに掠めていきますので、いつも完成までには少し数が減っていました。
又、「干しいも」の魅力のひとつは豊富な栄養分です。リンゴの3倍のビタミンC、疲労回復を促すビタミンB1は20倍、体の中の塩分バランスを整えるカリウムは9倍、そして当然食物繊維が豊富に含まれ、活性酸素を抑制するというポリフェノールにも恵まれています。今でも根強い人気があるのも、ビタミン消費の厳しい季節を考えると当然の理由があるのです。
とても簡単なので一度この年末年始に、ご家族で懐かしい話でもしながら長閑に「かんば」を手作りしてみるのも面白いのではないでしょうか?