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故郷の徳島では村のお寺の裏山に行くと、僕しか知らない「あけび」のよく生る茂みがありました。やや肌寒い季節になると憶い出したように、竹林を過ぎて灌木を掻き分け「あけび狩り」に行きました。野生のものは子供には高過ぎるところに生っており、しかも写真のようにたくさんは見つかりません。笹竹の先端を割った挟み道具をポケットの肥後の神で現場自作して、何とか採り落とし食べることができました。陽も暮れかかる林の中で甘い果実を頬張ると、鳥の鳴き声が少し不気味に聞こえ僕は我に返ります。秘密の場所なので一人っきりで来ているのでした。
「あけび」は木通と書くように利尿効果があり、腎臓病などむくみを伴う泌尿器系の病気に昔から用いられて来たようです。こちらのブログにはこんな野趣いっぱいの料理も紹介されています。『皮は苦いのですが、ひき肉・長ネギなどを味噌で味付けして、 中に詰め込んで、糸で巻き巻きして揚げます。あけびの肉詰め(←クリックするとレシピへ!) のできあがり~。内側の皮が柔らかく、ゴーヤーのような苦さです。』これは大人の味で焼酎なんかに合いそうです!