このマイク「AT-822」はソニーのテープレコーダー「デンスケ」と対に使う目的で購入したと記憶していますが、波や鳥の声など自然の音や街中の雑踏を録ったり、時には自作曲の弾き語りを試し録りしたりとずいぶん使い込んだ感があります。コードでは2ウェイ標準の他に、今回はステレオミニケーブルが付属されているのが、ハンディー・ビデオカメラやICレコーダーといった、最新のデジタル機器とのインターフェイスへの対応を想像させます。とにかく部屋録りなどでも自然な反響をクリアで、かつ豊かなステレオ音質で記録してくれるのでとても愛着を持っていました。
それにしてもマイクロホンの構造というものは当時既に完成の域に達した技術だったのでしょうか。今回のものでも細かく見ていくと、スペックや部品などに小さな違いはあるのかも知れませんが、外観的にはそのロゴタイプや表面仕上げまで全く同じものです。肝心の録り音の違いについては未だ使用しておりませんのでこれからですが‥‥。