パナソニックは総合電機メーカーですから、その商品や生産・流通のエコ管理については当然のことで、パンフレットではそれらを「商品のエコアイディア」「ものづくりのエコアイディア」と呼び、省エネルギーやリサイクル・CO2の削減などを目差しています。そしてもう一つが「ひろげるエコアイディア」という括りで、野生生物や生態系保護、バイオディーゼル・バスの利用、ネオンサインを夜8時に一斉消灯などのプロジェクトが実施されているようです。
また「1台の家電で、1本の植樹を」キャンペーンが行われ、対象家電1台販売につき1本の木を植え、昨年はベトナムの森林に約50万本の植樹を実施中とアピールしています。製品を生産し販売するということは、どこまでもエネルギーや資源を消費するということです。そのことには限界がある一方で、自然を還元する発想と試みには大きな可能性を感じます。
今年から試合の時間短縮を掲げたプロ野球では、インターバルで野手が守備位置まで走って行くのが見られます。環境省の呼びかけに選手会とフロントが協力的に応じたというわけですが、このところのガソリン高騰や食料値上げなどもきっかけとなり、日本の社会全体で環境意識の高まりがいよいよ本格的になってきたのを感じます。