松下電器とアップルという現代を代表するようなメーカーで、中心的な技術者として勤務した経験を持つ竹内一正さんの、両社の社風や戦略を内外両面から比較した本や、アップルCEOのスティーブ・ジョブズの経営や人間性に迫る本を、僕もMac使いでありまた大阪発の企業であるパナソニックに興味もありまして以前からよく読んでいました。そして、最近ブランド統一世界キャンペーンを進行中のパナソニックに関する注目度が、梅田紀伊国屋の企業経営関連のコーナー棚でもアップしてきています。
半分は創業者である松下幸之助さんの伝記や語録ですが、下にご紹介する2冊はインタビュー取材も豊富な経営学者と松下関連の経営経験者という2人の著者が、それぞれの視点から書きながらパナソニックの立体像が浮かぶような、言わば相乗本と言っても良いような内容です。
スーパーバブルの崩壊が引き起こした未曾有の世界恐慌が、実体経済はもとより資本主義そのものの崩壊に繋がるという予測も現実味を帯びて聞かれる時代になり、パナソニックの商品・世界戦略も思惑通りスムーズに進められる状況ではなくなってきていると想われますが、ものづくり会社としての基本的な有り様は変わらないものがあるはずです。V字回復を果たした前中村社長に換わり就任した大坪新社長のリーダーシップのもと、一丸となって新規格商品を創造し続けるパナソニックの、有機的な組織づくりや人材活性化の実際が、これからの混迷の時代にもそれぞれの企業運営に大きな参考となるのではないでしょうか。
『パナソニック底力の秘密』にあった「両極の両立が創造を生む」という弁証法的な言葉が印象深く僕もインプットしました。
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