先日、千里山団地にある桜坂の路面舗装工事がしとしと降る雨の中で行われていました。熱したアスファルトの上に落ちる雨粒が蒸発し、白い煙のように立ち上っている向こうに、薄っすらと人やローラー車が行き来しているのが見えます。
僕は昔故郷で浪人生活の時にアルバイトでローラー車を運転したことを想い出しました。兄が建設会社で監督をしていた現場に何回か小遣い稼ぎに行かせて貰い、スコップ作業に少し慣れた頃に「ローラーに乗ってみるか?」と言われ、好奇心もあったので即決運転を教えて貰いました。もちろん無免許になりますが、人手が足りないという分けではなく、(体力的にもおそらく楽ですし)兄の思いやりだったのかも知れません。因みに一回り以上年の離れた兄は、グレーダーという地均しをする特殊作業車の凄腕技術者という噂でした。
ローラー車は操作してみると予想通り簡単で、スピードも遅く注意をしていればとても安全なものでした。技術的には道路の端側を正確に圧していく時が難しく、時々端に当てられていた木板に乗り上げたりしましたが、概ね自分では筋が良かったように思います。ダンプの運転手や作業員の方達からも、監督の弟さんということで優しくして頂き、県内のいろんな場所へ行くのがとても楽しかったのを憶えています。偶に故郷に帰る途中などで現場だった道路を通る時にはその頃の光景を想い出します。
退職後も長く嘱託で仕事をしていた兄も昨年完全にリタイアをして、今は悠々と釣り三昧の日々を送っているということで、偶にスポーツ新聞の釣り欄に小さな写真で載ったり干魚を送ってきてくれます。
僕は昔故郷で浪人生活の時にアルバイトでローラー車を運転したことを想い出しました。兄が建設会社で監督をしていた現場に何回か小遣い稼ぎに行かせて貰い、スコップ作業に少し慣れた頃に「ローラーに乗ってみるか?」と言われ、好奇心もあったので即決運転を教えて貰いました。もちろん無免許になりますが、人手が足りないという分けではなく、(体力的にもおそらく楽ですし)兄の思いやりだったのかも知れません。因みに一回り以上年の離れた兄は、グレーダーという地均しをする特殊作業車の凄腕技術者という噂でした。
ローラー車は操作してみると予想通り簡単で、スピードも遅く注意をしていればとても安全なものでした。技術的には道路の端側を正確に圧していく時が難しく、時々端に当てられていた木板に乗り上げたりしましたが、概ね自分では筋が良かったように思います。ダンプの運転手や作業員の方達からも、監督の弟さんということで優しくして頂き、県内のいろんな場所へ行くのがとても楽しかったのを憶えています。偶に故郷に帰る途中などで現場だった道路を通る時にはその頃の光景を想い出します。
退職後も長く嘱託で仕事をしていた兄も昨年完全にリタイアをして、今は悠々と釣り三昧の日々を送っているということで、偶にスポーツ新聞の釣り欄に小さな写真で載ったり干魚を送ってきてくれます。