
一杯機嫌
おいらの喉もと春やせせらぎ
花びら浮かべて流し込もう
狸の葉っぱで買った酒だよ
紅葉になるまで乾杯だ
おいらの眼で燃えているのは
八分の思い二分情け
狸のふぐりで重心とれば
空の徳利で月夜道
おいらの頭はまだ春霞
朝露お冷やで酔い冷まし
狸の蓑笠ちと借り受けて
宿に降る酒雨覆い
おいらの十八番の浪花節だよ
お涙ちょうだいちと照れ笑い
狸のいちもつ樽の栓かよ
一杯いくらで酔いを売る
おいらの人生酔いは続くよ
遙か野に満つ鳳仙花
狸のおかげで酔いは続くよ
いつか酌みたや薔薇の酒
作詞 : コバタイサオ 作曲 : 五十嵐信也
(c) 2009, Skyfull Stars
※ 写真は新潟県の小さな酒屋さんの店長日記『栃尾そうえもん 営業日誌』から拝借しています。蒸し暑い梅雨が続きますが、ビールが美味しい季節になりました。