一週間前にブログでもお知らせしていましたが、千里山にお住まいの建築家中島祐三さんの講座を拝聴すべく、昼下がりに吹田市立博物館の講座室へ行ってきました。博物館は千里山から電車でもアクセスが悪く、また歩いても行けなくはないのですが暑い中は厳しいものがあり、どうしようかと思っていたところ中島さんの車に同乗させて頂きました。
講座は「吹田いま・むかし~1町5村のアーカイブ展」として様々なイベントなどが催されその企画の一つです。「千里山-京阪神、戦前開発郊外住宅地を探訪する」とし、千里山住宅地をはじめ大正・昭和初期の京阪神郊外住宅開発とその時代の様子を、実際に千里山で生まれ育ち現在も居を構える一建築家の目から話されました。
大正時代の千里山住宅地にからむ開発会社や、まちづくりの中心人物である山岡順太郎の人間像のことなど千里山のことを前半に、そして後半は京阪神における他の住宅地開発について、例えば芦屋の六麓荘の街並みなど数多くの場所を実際に訪ねて、豊富な写真と知見を織り交ぜながら2時間ほどの興味深い内容でした。
個人的には今回の内容で資料を作成し、僕の管理している「千里山.NET」でも掲載させて頂きたいとも思いました。