NHK朝の連続テレビ小説も大人気となった『ゲゲゲの女房』が終わり、今はまた大阪放送局制作の『てっぱん』が、そのタイトル通りのお好み焼きを囲むドラマへと着々と進行しています。
1年前の今頃は僕の故郷でもある徳島県美波町を舞台とした、『ウェルかめ』のヒロイン波美が東京から徳島へ戻り、小さな出版社に勤め始めた辺りだったと想います。一年間という時の流れは大人になった頃からその速さを増したように想うものですが、こんな朝のテレビ・ドラマの移り変わりを振り返っても、何か非常に遠い距離感も感じさせられるものでもあるようです。
公式ホームページの閉鎖後も残されている『ウェルかめ』ご感想掲示板を久しぶりに覗いてみました。これは今後のドラマ制作への意見などをリサーチする目的もあると想われますが、投稿の受付は既に5月28日をもって終了しています。しかしそれまでの記事を見ていくと熱いファンのメッセージが書き綴られ、ずっと故郷のドラマを見守った僕としては興味深く読みました。
中でも登場人物のその後の成長が気がかりということで、続編を望む声が多いのにも一種の青春群像ドラマであった『ウェルかめ』の特徴が出ていると思いました。これも人気を博した『ちゅらさん』がパート2・3と特別編(月曜ドラマシリーズ)が作られたように、大阪放送局制作部も一つ頑張って頂けたらと願うものです。