先日、何気なく梅田三番街のナカイ楽器店(アコースティック関連)のウィンドー・ショッピングをしていたら、K・ヤイリギターの無料調整サービスの情報チラシが貼られていたので、早速顔見知りのスタッフのEさんに予約を入れて貰っていました。以前のブログでも書かせて貰いましたが、僕はヤイリのコンパクト・ギター「Nocturne」を曲作りなどに愛用しており、フロアに落として少し傷ついていたエッジ部の修理をEさんに偶々相談していたところでした。
そして今日の午後に修理のために持っていくと、ヤイリからはベテランのギター職人の方と若手スタッフの2人が来られていて、次々に持ち込まれるギターの調整・修理に追われています。
僕のギターはベテランの職人さんが担当してくれましたが、傷ついていたエッジ巻きの部分は紙ヤスリで滑らかに馴らして様子を見るだけで済みました。使っている内にもっと悪い状況になったら改めてお世話になるということで、後は弦高が大きくなっていたのを抑えやすく低く調整して貰いました。音のバランスなどフロアに落とした影響ですが、構造的にも別に問題無いということで一安心です。
ギターの調整が終わるとスケッチブックにコメントを求められ、メーカーの心遣いへの感謝の気持ちとこれからも愛用することを書かせて貰いました。Eさんに覗うと、このようなサービスをきちんとされているメーカーは少ないということで、クラフトマンシップのあるメーカーということが良く伝わってきました。こうしてユーザーと交流したり自社ギターと再会することが、職人さんやスタッフの励みともなっていると言われていました。また、セルロイドのフラット・ピックなど記念の楽しいグッズも色々頂きました。
※ 作業テーブルの横に面白い試作ギターが展示されていました。第6弦(低音)の開放Eが2フレット延びて、Dチューニングできるタイプのアイデア(特許)です。普通のチューニングにはナット辺りにカポタストを付けて使います。僕は余りそのような演奏の曲は作らないのですが、ものづくり(プロダクト・デザイナー)の本能で興味を持ちました。