書籍などを扱うインターネット販売の再大手Amazonから、11月1日から一部を除き配送料金が完全無料化されるという案内メールが届きました。日本でのサービス開始から10周年になるということです。
送料が無料になるというのは相当大変なことだと想うのですが、考えてみれば街の本屋さんに頼んでも(Amazonのように即応ということにはなりませんが)別に送料が掛かる分けではありません。何となく僕も手軽にAmazonを利用してきたものですが、送料が無料になるように一定料金以上の本を買っていました。ある意味では無駄な出費もあったかも知れません。
先日、作家の村上龍が司会をしているTV東京「カンブリア宮殿」に、雑誌出版社の宝島社の蓮見社長がゲスト出演し、ブランド付録やイベントなどで大人気の女性誌『sweet』の戦略をインタビューされていました。その中で現在まで培われてきた書籍流通網の素晴らしさを利用しない手は無いと考え、ブランド付録にヒントを得た開発商品の市場として本屋を活用することを提案していました。
既に書籍だけでなく総合商品を扱うAmazonが送料無料となり、対して従来の書籍流通網が新たに商品市場として機能アップするとすれば、消費者にとっては大きなメリットが生まれてくるのではないかと想われます。