秋口にブログにも紹介し色々と楽しませて貰った、千里山の小さな公園に咲く酔芙蓉の木が剪定されてこんなになっていました。緑彩保守の作業員の方が手入れをされているのを横目に見ながら、駅前の辺りに出掛け夕方になった頃に再び通りかかると‥‥。
ビックリして近くに寄って見ていると、白い犬を連れた女性が公園に入って来られました。
「すごく刈り込むんですね」
「酔芙蓉も来年また大きく広がります」
「酔芙蓉と言うんですか?」
「はい、朝は白い花で、お昼頃から夕方になると紅く染まって、まるで酔ったようになるんです。夜になると萎んで一日花と言われています」
千里山では桜の並木やちさと図書館の楠木などが大胆に剪定されて、その作業を初めて見た時は誰でも驚きます。電線との接触防止などもあると想われますが、それほど刈り込まれても翌年になるとまた力強く枝葉を張る姿を見ることができます。以前テレビでダム湖に沈む村のシンボルともなっていた大桜を高地に移植する時に、大きな枝葉は刈り込まれすっかり幹だけにしていました。地域の人達が見守っていた翌春、無事に新芽が出た姿は感動的でした。
剪定は無駄なエネルギーを使わせずに、樹勢を活性化させる一つの手法なのでしょう。日本では普通11月から2月にかけて行われるようです。
※ 酔芙蓉の剪定の時にできる枝を挿し木して増やす方法が、こちらのサイト『酔芙蓉を増やそう!』に詳しく載っています。