続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

眩しい美女たち。

2013-08-04 06:45:18 | 日常
 JR鎌倉駅で友人を待っていると、綺麗な女の子二人がわたしの立ちたい場所(駅の隅の支えになる手すりのある場所)を占拠。そのうちにどこかへ行くに違いない、と勝手に決めてその傍らに立っていると、彼女たちの友人が現れた。

 またしても美人、すらっと長い手足、おしゃれな洗練された着衣、持物も高級そう(?)
 二人は後から来た彼女を見て「チョウ可愛いじゃん」とそのファッションを褒めた。頭には小花を散らしたカチューシャ、もちろん爪も華やか、短パンに薄物を羽織ってサングラス・・・海へ行くらしい彼女たちの身なりはカジュアルでありながらもチョー垢抜けて雑誌の紙面から抜け出たよう。
 そのうち、こんなに綺麗な女の子たち、立っているのが辛くなったのか腰を低くして座り始めた。
「あっ、いけない。買ってきたサンドイッチの上座っちゃったよ」なんて言いながらそれを出してみんなで会食。

 年の頃なら二十歳前後、大学生というにはあまりにも垢抜けていて、おばさんがいつまでもそばに張り付いていては窮屈だろうと思い改札口の反対側の端に移動。

 振り向くと次の電車でやって来た仲間に手を振っている。
 みんな口々に「おはよう!」と挨拶。
 午後一時、真昼に「おはよう」って挨拶するなんて芸能人?

 こんな綺麗すぎる女の子たちに羨望を抱きながら、自分のドン臭さに惨めを感じ、大きく落胆。(頑張れよ、めげるなよ、わたしはわたしを生きるしかないのだから)

『ポラーノの広場』48。

2013-08-04 06:35:48 | 宮沢賢治
「えゝ、」ファゼーロは水壺とホーをもって急いで向ふの路へはひって行きました。百姓はこんどはわたしに云ひました。


☆遂((やりとげる)己(わたくし)の究める考え。
 路(物事の筋道)の考えは、飛躍(踏むべき順序を飛び越えてしまうこと)した象(目に見える姿、形)として運/めぐらせている。

『城』1353。

2013-08-04 06:04:24 | カフカ覚書
服にはまだブラシもかけないで、もみくちゃにして膝のうえにのせていた。それで、フリーダは、服も靴も自分で手入れしなくてはならなかったのだ。それでも、こういうやくざな連中をうまくまるめこむ方法を知っているはずの彼女が、ひと言も文句をつけないばかりか、彼らのいるまえで彼らのひどい怠慢さをまるでちょっとした悪ふざけかなんかのように話し、ひとりのほうの頬をなででもするかのように軽くたたいてみせるのだ。

 膝/Schooss(Schoss)・・・なにもしないでいる。
 悪ふざけ/Scherzund・・・揶揄する。
 怠慢/Nachlassigkeit→nachen lassigkeit/小舟、無造作な。

☆氏族は汚名を払わず、唇をぎゅっと結んではいたが、何もしないでいた。それでフリーダ(平和)は自らすべての汚名をそそがなければならなかったのだ。それでも卑劣な氏族を当時する方法を知っているはずの彼女は語らず、彼らのまえで今ひどく無造作な小舟を軽く揶揄詞(笑い種にし)、先祖の氏族の動揺におもねるように軽く叩いてみせるのだった。