続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

どこへ消えたの?

2013-08-14 06:42:03 | 日常
 女子高生の不明事件が起き、すでに一ヶ月。何ら手掛かりを得られないままニュースも途切れがち・・・。ご家族の不安焦りを思うと胸が詰まる思いがする。

 車で通りがかった男(推測に過ぎないけれど)に、道を尋ねられる「ちょっと分からないからこの車に乗って」などと言われれば親切心から軽い気持で乗ってしまうことは十分考えられる。
 一人で女の子が歩いている、きわめて危険なことであっても、いつもどおりであれば警戒心は低い。

 その手の男は昔からいた。家には至近の国道を歩いていて背後から車が停まる・・・なにやら誘うべく言葉をかける。
 男のほうにもヤバイ空気が醸し出されているから、不審というより緊迫した状況に変化する。近くに人が居ないとなれば大声も出せない(というか、まだ事件は起きていない)。とにかく逃げる・・・。
 後になって考えてみると、男はやくざ風でもなく、ごく普通の態なのである。豹変、悪魔の囁き・・・、逃れた後の安堵。

 駄菓子屋を営んでいたAさんは、「恐いわよ、車の中から子供たちの様子をじっと見ているの。物色っていう感じかしらね。ナンバーを確認する振りをしたら、いなくなってホッとしたことがあるわ」と言ったことがある。


 どこへ消えたの?一日も早く無事な姿を見せてくれることを願っている。

『ポラーノの広場』58。

2013-08-14 06:36:12 | 宮沢賢治
「するとも、昨夜なんかとてもひどいんだ。今夜はもうぼくどうしても探さうとおもって羊飼のミーロと二人で出て来たんだ。」


☆朔(新月)也。
 昏(日が沈んで暗い)也。
 譚(話)の要(かなめ)は、詞(ことば)と字(文字)で図り、推しはかることを頼りにしている。

『城』1363。

2013-08-14 06:02:19 | カフカ覚書
こうした印象は、きょうも意外に早い夕ぐれのせいでなおさら強められた。ながく見つめていればいるほど、ますます見わけがつかなくなり、すべては、ますます深く黄昏のなかに沈んでいった。

 印象/Eindruck→Ahn druck/先祖、圧迫。
 長く/langer→Rage/憤怒。
 黄昏/Dammerrung→Demutigung/蔑視、屈辱。

☆こうした先祖への圧迫は、今でも不時(思いがけないとき)に、不明瞭に強められている。憤怒はわずかしか認識できないが、ますます深く、全ては屈辱の中に沈んでいる。