続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

何思うことなく・・・。

2013-08-16 06:24:16 | 日常
 息子に電話を入れたけれど、話の途中で「今食事中だから」と。
 嫁さんと孫たちは一足先に新幹線で帰省していると聞いたので少しばかり長話をしようと思ったら・・・。

 まぁ、こんなものかもしれない。

 息子《我が息子》と思うのが間違いの元、もうすでに独立した《他所の人》なのだという覚悟が必要であって、親が何時までも甘えた考えでいては迷惑に違いない。

 淋しい? いいえ、何時までもお母さん頼りでは仕方がない。と言うかうちの息子たちは(お母さん)と寄って来たためしがない。むしろ離れよう、離れようとしている傾向がある。


 なまじ何か言って曲解されるよりはマシかもしれない。
 言いたいことはある! けれど、通じないこともある。


 気落ちと、苛立ち・・・不意に親を思い出す。わたしの言葉で親は辛い思いをしなかっただろうか。心無い言葉をかけたりしなかったろうか。甦るシーンはぐさりと胸を衝く。

 因果応報、過ちはやがて我が頭上に。
 何事もないように過ごしていくのが無難。

 何思うことなく・・・平穏無事、これでいいのだと自らに言い聞かせている。

『ポラーノの広場』60。

2013-08-16 06:10:53 | 宮沢賢治
「テーモ、やっぱし何だか聞いたやうな名だなあ。」
「聞いたかも知れない。あちこち役所へ果物だの野菜だの納めてゐるんだから。」


☆化<教え導くこと)の文は妙(不思議)である。
 訳(ある言語を他の言語で言い換える)の諸(多く)は果(原因があって生じるもの)である。
 仏の済(救い)を、謄/書き写している。

『城』1365。

2013-08-16 05:56:41 | カフカ覚書
Kは、玄関でも酒場でも人影を見かけなかった。気のぬけたビールの臭いが、このまえのときよりさらにひどかった。こんなことは、<橋屋>ならまず起りえないだろう。

 玄関/Flur・・・流動、時の推移。
 酒場/Ausschank→Ausschlag/決め手。
 ビール/Bier→Bieder/馬鹿正直な。
 橋屋/Wirtshaus→wort/言葉。Brucke→Bruch/石切り場、断面、違反。
 臭い/Geruch・・・評判。

☆Kは時の推移や決め手でも何も的確に捉えられなかった。気の抜けた馬鹿正直だという評判が、この前のときよりひどかった。こんなことは、言葉の違反(間違い)からも起りえないだろう。