続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

自然の摂理。

2013-08-30 07:18:54 | 日常
 夏の植物に翳りが見えはじめている。
 あんなに逞しく咲き誇っていた向日葵も頭をかしげ、葉の色を失くしている。

 猛暑つづきの暑い夏も朝晩は多少の涼風を感じるようになって、今朝などは(寒さ)で目を覚ましたほどである。

 あっという間の時の推移・・・。


 わたしの身体も劣化の症状が露になり、補うべき精神も静かに悲鳴をあげている。《当たり前のこと》理の当然には容赦がない。

 為すべき対処はあるのか。メンテナンスにも自然の摂理を超える手段はあり得ない。ならば、受け入れざるを得ないと覚悟を決める。自然流とは風情のある言葉である。
 杖をつき、わが身の安定を図る。力を分散させないと存在さえ危うい状況は差し迫っている。

 そういう新しい形、新しい生き方を模索していく。

 かっての恩師佐々木先生は、ステッキをヒョイと抱え持って歩いていたけれど、本当に杖が必要になってからは、なぜか空手・・・おしゃれ心で持っていたけれど、持つことに限界を感じられたのだと思われる。
 奥様がまだお勤めだった頃は、箒と叩きを手にし、姉さん頭で掃除をなさっていた先生。老いて尚美しく在ろうとなさった心意気、生徒はしっかり受け継いでいきたいと思います。

 自然の摂理を静かに風のように受け止めて、《これから》を新しく生きて行くつもり。

『ポラーノの広場』74。

2013-08-30 06:43:38 | 宮沢賢治
「うん、ふくろふにさ。それはね、僕もっと小さいとき、それはもうこんなに小さいときなんだ、野原に出たらう。すると遠くで誰だか食べた、誰だか食べた、といふものがあったんだ。それがふくろふだったのよ。僕ばかな小さいときだから、ずんずん行ったんだ。そして林の中へはひってみちがわからなくなって泣いた。それからいつでもお母さんさう云ったんだ。」


☆睦(仲むつまじい)笑いの夜に現われると推しはかられる。
 縁(つながり)を推しはかり続ける、推しはかることの自記である。
 朴(ありのまま)の章(文章)は、倫(人の行うべき道)を重んじる。
 それを求める簿(ノート)には薀(奥義)がある。

『城』1379。

2013-08-30 06:00:19 | カフカ覚書
あのひとのたったひとりの友だちは、おそらく<橋屋>の年寄りのお内儀さんくらいのものでしょう。これは、いかにもフリーダらしいことですわ」
「フリーダは、ぼくの許婚者だよ」と、Kは言ったが、眼は、ドアにある覗き穴をさがしていた。

 たったひとり/einzige→Ahn zig/先祖、多くの。
 友だち/Freundin→fremd/よそ者。
 橋屋/Brukkengasthaus→Bruch Gast haus/(契約)違反、死去、天の宮。
 ドア/Tur→tour/企て、もくろみ。
 許婚者/Braut→Blaue/青空。
 穴/Loch・・・ブラックホール。

☆先祖の多くがよそ者というのは恐らく昔からの天の宮の(契約)違反の言葉でしょう。
「フリーダ(平和)は、わたしの青空だよ」と、Kは言い、企てのあるブラックホールのあるところをさがしていた。