続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

先回り。

2013-09-14 06:37:45 | 日常
 何かすることは《鈍》なのに、変なところで気が早い。

 台風が発生、16日あたり関東にも接近・・・の予報。

 下のフェンスと二階のベランダに張り巡らせたゴーヤ。すでに枯れ始めているけれど、またまだ実は沢山、中の三つはもう収穫時。(ン)しかし、すでに盛りは過ぎている。
 台風で惨状をさらすよりも早めに撤去したほうがいいのではないか。

 このことが頭を過ぎって早朝三時には目が覚めてしまった。こんなに真っ暗な中、ドサッという物音がしたら近隣の人は何事かと思うに違いない。(待とう、夜が明けるまで)白々してきた五時過ぎ、二階から見下ろしと青々とした緑に黄色の花が数え切れないほど咲いている。これをばっさりやるのは自然の尊厳を傷つけるものではないか・・・。気でも触れたかと勘ぐられるのが落ちの気短な行動。

 さんざん迷って、諦めた。

 まだまだ・・・と思う間もなくこれを書いているうちにも降り出した雨。
 雨に濡れた緑はきれいで心癒される、これをばっさりやろうとした罰当たりなわたし。


 ヨレヨレになる前に死んだほうがまし?いえ、いえ、全うすることが義務であり、権利。
 同じように緑も大切にしなくては。気の早いわたし、生きることより死後の杞憂に明け暮れている節がなくもない。

『ポラーノの広場』89。

2013-09-14 06:20:55 | 宮沢賢治
 それはまた一つや二つではないやうなのでした。消えたりもつれたり一所になったり何とも云はれないのです。
「まるで昔からのはなしの通りだねえ。わたしはもうわからなくなってしまった。」
「番号はこゝらもやっぱり二千三百ぐらゐだよ。」ファゼーロが月が出て一そう明るくなったつめくさの灯をしらべて云ひました。


☆逸(隠れている)字の象(すがた)、溢れる諸の化(教え導く)薀(奥義)である。
 蹟(文字のあと)は二つある。番/くみあわせ、合(一つにする)。
 字を選んで散(バラバラ、それぞれに)飛躍(踏むべき順序を飛び越えてしまうこと)、合せ、推しはかる。
 逸(隠れている)冥(死後の世界)に到る運/めぐりあわせである。

『城』1394。

2013-09-14 06:01:20 | カフカ覚書
ここはなんと美しく、静かなことだろう! 四角い中庭は、三方が建物にかこまれ、通りーそれは、Kの知らない裏通りだったーに面したほうは、大きな、重たい門のついた、高い白い塀に区切られていた。門はいまは、あいていた。

 四角い/Viereckiger→fiel(fallen)eckig/死、無骨な。
 中庭/Hof・・・(天)太陽の暈→死の入口の暗示。
 門/Tor→Tor/愚か者。

☆ここはなんて美しく、静かな所だろう。
 先祖の無骨な死の入口は群集が天の宮にかこまれた通りーKの知らない衝撃的な通りだったーに面したほうは重大な困難があり、潔白な思いには壁(障害)があった。現在、公然たる愚人は限られている(少ない)。