続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

喧嘩の関係性。

2013-09-20 07:08:03 | 日常
 喧嘩の事実を隠したいときには、黙って口にしないことが一番懸命だと思う。決して話さないこと!・・・。

 ただ人は、つい、うっかり・・・そのことに触れてしまう。

(本当はあの人に嫌悪感を抱いている)なんてことは言えない。だからまったく違う人を引き合いに出して褒めまくり、それとなくあの人に比べてという感じを強調していく。
 聞いているほうは面倒くさくて何を言っているのか最初は不明であるけれど、(結局の所、あの人への攻撃なのだ)と察してくる。

 なんて回りくどいんだ・・・と、思う。
(でも、そのことをあなたに是非伝えておきたい)という話し手(彼女)の気持はそれとなく判ってくる。

 無駄話・・・こんなに時間をかけて!!

 AさんとBさんに、行き違いが生じる、即ち喧嘩の始まりである。黙って時をやり過ごせば忘却という平和的解決法もあるのに、憤りはそれを我慢できない。さりとてあからさまに事情を話せば自分の非をも認めざるをえない。

(その怒り心頭の口調だけでも十分理解できるわ)聞いているほうはそう思う。

「だからね、わたし(A)はあの人(B)とは今後、距離を置こうと思うの」と、延々しゃべったあげく落着きを取り戻し、結論を出す。


 もちろんわたしは黙して洩らすことは無いけれど、某日、AさんとBさんが仲良く笑い会う姿を目撃するなんてことは十分考えられることなのである。

 喧嘩の関係性なんてものは、微妙であり、単に《現象》としか思えない節がある。

『ポラーノの広場』95。

2013-09-20 06:54:33 | 宮沢賢治
野原ぜんたいに誰か魔術でもかけてゐるかさうでなければ昔からの云ひ伝へ通りひるには何もない野原のまんなかに不思議に楽しいポラーノの広場ができるのか、わたくしは却ってひるの間役所で標本に札をつけたり書類を所長のところへ持って行ったりしてゐたことが別の世界のことのやうに思はれてきました。


☆夜に現われるものを推しはかり、真(真実)を述べる。
 釈(意味を解き明かす)薀(奥義)を伝える。
 Two(二つ)果(生じる)也。
 源(みなもと)は普く詞(ことば)の式(やり方)が絡(すじみち)であり、諸(もろもろ)表れる翻(形を変えてうつす、作り変える)で、察(明らかにする)。
 もろもろ(もろもろ)塁(次々に重なる)署(配置、わりあて)は、二つの考えに別け、逝(人が死ぬこと)を解く旨(考え)である。

『城』1400。

2013-09-20 06:13:55 | カフカ覚書
Kがすでに彼の前に立ち、挨拶をし、おまけに暗闇のなかから人間が不意にあらわれたので馬がいくらかおどろいたときも、馭者は、まったくそしらぬ顔つきをしていた。これはKにとって非常にありがたいことだった。

 挨拶/grusste→gross/偉大。
 馬/Pferde→Pfand/死地、抵当、罰金。
 非常に/sehr→Seher/予言者。

☆すでにKの側に立っている、偉大な、誰かが突然現われたので、先祖の罰にいくらか不安になったときも会堂番はまったく無頓着だった。予言者が現われたのである。