続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

感動。

2013-09-26 06:36:10 | 日常
 無気力な若者がいる反面、飛びぬけて頑張る若者もいる。内実は伝わってこないけれど、最近、高校生の演劇をTVで見るともなく見ていて、むしろ自分の無気力に呆然としたことがある。

 全国大会の優勝高、大阪府立鶴見商業高校の生徒たち・・・脚本、構成、演出、キャスト・・・ずば抜けた設定。小さい頃から養成所のような所に通っていたのだろうか、達者な台詞回し、堂々とした告発、飾らない真意は鑑賞者を惹きつけて止まないパワーある魅力を炸裂させていた。


 恥ずかしい年頃・・・セリフ一つにも粉飾が交ざる、本当のことなんて言えない。オブラートに包まれたように難なく過ごす夢見心地の嘘。

《そうじゃないでしょ!》
 この環境の、この国の亀裂と差別。闘うべき巨きな何かに向かって、自分をさらけ出し告発する勇気と怒りと情熱。

 折れる、折れない、押していく!


 薄ぼんやりと、老いの初めに甘んじているわたし・・・脳天を撃たれたような鳥肌。

 大阪府立鶴見商業高校演劇部の裸の熱演に拍手!感動はまだ胸の中にあります。

『ポラーノの広場』101。

2013-09-26 06:30:54 | 宮沢賢治
「行けねえよ。あっいけねえ、たうとう悪魔にやられた。」ぢいさんは額を押へてよろよろしました。甲むしが飛んで来てぶっつかったやうすでした。ミーロが云ひました。


☆荒(でたらめ)の和(争うを納める)真(本当)の学びは往(人が死ぬ)の講(はなし)の秘(秘密)である雷(神なり)の運/めぐりあわせである。

『城』1406。

2013-09-26 06:20:35 | カフカ覚書
「あんたが立ちさりなさるまでさ」と、馭者は答えた。Kは、相手の言うことがよくわからなかったが、それ以上たずねようとはしなかった。こういう高慢ちきな相手にしゃべらせるには、こうするのがいちばんよいとおもったのである。

 言う/Reden・・・噂をする。

☆「あんたが立ちさる(消える)まで」と、会堂番は言った。
 Kは相手の考えがわからなかったが、それ以上たずねようとはしなかった。不遜な相手の噂話を存続させることが賢いと信じたのである。
*会堂番というのは(本当の)死の前にいる(想定上の)門番のことだと思う。