九月は運動会の準備に明け暮れることが多い。勉強よりはマシ(?)かもしれないけれど、運動が大の苦手なわたしにとって、それは辛い季節でもあった。
ドン! とピストルが鳴る。それだけでも恐ろしいのに、それを合図に駈けださなければならない。(そのプレッシャー)なおかつ、鈍いときているから、いつでもビリから二番目あたり。振り向くと、もう一人もっと遅い子がいる。(信じがたいが、もうその子とは並んでゴールしたいくらいの親近感で思わずにっこりしてしまうという態)
それにダンス・・・これも調子外れのわたしには、苦痛。右足出して~左足(ああ、どっちだったけなぁ~)って感じ。
そういうわけで運動会は晴れがましい舞台でも何でもなく、ブルーというよりはダーク、超えねばならない山坂、艱難辛苦だった。
某日ラジオに耳を傾けていると某タレントが、
「わたしは運動会が大好きでリレーの選手でしたが、兄は勉強はできるのに運動はまるでダメというタイプで、兄が走っている姿を見るのは忍びなかったのです。
ところが、兄が走っているはずの徒競走で、万雷の拍手が起きました。何事かと恐る恐る目を上げてみると、『追越禁止』のゼッケンをつけた兄が最後尾を走っていました。これにはわたしも・・・」という話をしたのです。
ああ、こんなユーモアで乗り切れるって素晴らしい。
マイナスをプラスに変換する勇気とセンスがあったなら、運動会をもっと楽しめたのに・・・後悔先に立たずです。
ドン! とピストルが鳴る。それだけでも恐ろしいのに、それを合図に駈けださなければならない。(そのプレッシャー)なおかつ、鈍いときているから、いつでもビリから二番目あたり。振り向くと、もう一人もっと遅い子がいる。(信じがたいが、もうその子とは並んでゴールしたいくらいの親近感で思わずにっこりしてしまうという態)
それにダンス・・・これも調子外れのわたしには、苦痛。右足出して~左足(ああ、どっちだったけなぁ~)って感じ。
そういうわけで運動会は晴れがましい舞台でも何でもなく、ブルーというよりはダーク、超えねばならない山坂、艱難辛苦だった。
某日ラジオに耳を傾けていると某タレントが、
「わたしは運動会が大好きでリレーの選手でしたが、兄は勉強はできるのに運動はまるでダメというタイプで、兄が走っている姿を見るのは忍びなかったのです。
ところが、兄が走っているはずの徒競走で、万雷の拍手が起きました。何事かと恐る恐る目を上げてみると、『追越禁止』のゼッケンをつけた兄が最後尾を走っていました。これにはわたしも・・・」という話をしたのです。
ああ、こんなユーモアで乗り切れるって素晴らしい。
マイナスをプラスに変換する勇気とセンスがあったなら、運動会をもっと楽しめたのに・・・後悔先に立たずです。