続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

予定は未定。

2014-10-12 07:00:30 | 日常
 本来なら今日は鎌倉へ行く予定だった。台風の心配はとりあえず今日までは大丈夫、久しぶりの鎌倉・・・神奈川県立近代美術館のイベント(建築探訪)でKさんと一緒の散策。

 昨夕の電話、
「えっ、中止ですか、延期はないんですか」くぐもる声のわたし。
「先生が怪我をし、検査入院なさったので明日の講座は中止ということになりました」という美術館からのお知らせだった。

 が、がっかり。

 講師の怪我の心配より、明日の予定の躓きに気落ち。
 お会いしたこともない幻の先生、運命というものはこんな風に途切れてしまうものなのだろうか。
 混沌の中で、ガラガラポン!と思いがけない巡り合いもあるし、すぐ傍にいるのに、まったく見知らぬ人として遠ざかる運命の人もいるかもしれない。

 不意に落ちていく感覚・・・。秋の鎌倉への恋慕、(希薄だった建築に対する熱意が災いしたのか)遊び気分の浅い探究心・・・。イベント中止により、今日は家でゴロゴロ・・・わたしに似合いの過ごし方(?)


 つくづく予定は未定、でも大丈夫、今日の時間をほかの事に振り替えて、真面目に粛々と過ごしたい。(気をとり直して)
 検査入院なさった先生のご無事を祈っています。

『ポラーノの広場』476。

2014-10-12 06:50:09 | 宮沢賢治
「ぼくはきっとできるとおもふ。なぜならぼくらがそれをいまかんがへてゐるのだから。」
「さあよしやるぞ。ぼくはもう皮を十一枚あそこへ浸けて置いたし、一かま分の木はもうそこにできてゐる。こんやは新しいポラーノの広場の開場式だ。」


☆秘(人に見せない)自由が逸(かくれているので)毎(そのたびごと)に詞(言葉)を知(心に感じとる)。
 逸(かくれた)文(文章)を目(めあて)に審議(正しいかどうかを明らかにする)考えの帖(書きつけ)である。
 解(ばらばらにして)状(ありさま)を識(物事の道理を見分ける)。

『城』1763。

2014-10-12 06:27:09 | カフカ覚書
 Kは、それには答えないで、じっとフリーダの顔を見つめた。助手たちのことをこんなふうにやっつけるのもたしかに間違ってはいないかもしれぬ。しかし、もっと無邪気に解してやることもできるのではないだろうか。なにしろ、あのとおり笑止千万な、子供っぽい、気まぐれな、駄駄っ子のような性質の連中なんだから。


☆Kはそれには答えないで、フリーダ(平和)を見つめた。
 助手たち(脳、知覚)のことを、こんなふうに告訴するのも大いに正しいかもしれない。しかし、罪の無い死を説明することもできるのではないか。完全に復讐すべきであつて、子孫たちの落ち着きも自制心のない存在としての抑圧でしかないのだから。