続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

画帳。

2014-10-30 07:24:58 | 今日の一枚。
 なかなか自分の絵を描くことが出来ない。ただの練習画にすぎないけれど、ぽつぽつ・・・描いている。自分の中で表現という世界を整理できればと思う。描くことより難題である。


浅き夢みし。

2014-10-30 06:50:13 | 日常
 ああ、そうか・・・もう六十七年という月日を生きてきたのだと愕然とする。

 忘れたいことが多くて気持ちを押さえつけている節もあるけれど、何かの拍子にズキリと胸を刺すものがある。打ち消しがたい思い出、忘れよう、忘れたい・・・あれは夢だったのだ、悪い夢を見ただけ。

 人生は平等に出来ているというのがわたしの持論であれば、悲観してはいけないと思う。暗さの充満が次の暗さを引きつけるから《なるようになる》という楽観こそが救いの指針であると信じている。
 悟りまではよほど遠い道のりであるし、辿り着く前に死が待っていることは確か。生きることは悟りではない、悟らないからこそ生きるのである。

 あるとき友人が「人生が平等だなんて少しも思わないわ」と言った。「そうね、平等ならわたし達もう少し楽しい人生でも良かったかもね」とわたしも肯いた。
 その友人の訃報を聞いた時、やっぱり平等ではなかったのかと・・・彼女は不平等だと言う気持ちを抱いて亡くなったんだろうか・・・「馬鹿な男に騙されてね」と淋しく笑った横顔を思い出す。
 心が震える、静かなる慟哭。
 突然の終止符・・・。

 常ならぬ世の中を踏み越えて行く。どんなに最悪の人生であっても、一縷の望みである光の存在を信じている。
 人生という浅い夢はいつか霧消する・・・わたしも例外ではない。

『ポラーノの広場』494。

2014-10-30 06:32:11 | 宮沢賢治
そして私はその三年目の仕事の都合でたいとうモーリオ市を去るやうになり、わたくしはそれから大学の副手にもなりましたし、農事試験場の技手もしました。


☆詞(言葉)の太陽の念(考え)は黙っている。
 詞(言葉)の字の図りごとの号(合図)は詞(言葉)に拠り題(テーマ)を学び、復(同じ道を行って帰る)趣(考え)である。
 脳(頭や精神の働き)のより弐(二つ)の詞(言葉)を兼ねる。
 つねに疑う種(たぐい)である。

『城』1781。

2014-10-30 06:22:48 | カフカ覚書
わたしをおどろかすのに、べつに猫があばれたりなんかする必要ないんです。ちょっとした物音がしただけで、どきっと縮みあがってしまうんです。


☆先祖の巨大な排他的社会なんかまったく必要ないんです。氏族のでっちあげた騒音が流布しただけです。