続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

階段の恐怖。

2014-10-17 06:31:59 | 日常
 久しぶりに会ったMさんは開口一番、
「わたし、一ヶ月も歩けないで寝ていたの」と言った。「八月三十日の夜、階段から落ちて・・・」
「接骨医は、荒療治で『ハイ、これでいいでしょう、あとは少しの間静かにしていなさい』って、それだけ。で、翌日旅行の予定があったから無理して出かけたの。そうしたら現地に付くころはもう一歩も歩けないほどひどく痛んで、みんなに迷惑をかけてしまったわ・・・」


「二階にで寝ているでしょう、夜トイレに起きて、(フアーッ)としたら階段を四段ほど落ちて腰を打ったの。打撲で済んだものを無理して旅行を強行したから骨折に移行したらしいわ」
「・・・そうなの。」と、わたし。
「今はリハビリに通っているの。あたりは何とか歩けているけど一ヶ月も何も出来なかったわ」と言ったので、
「わたしは九月三日に突然声が出なくなったの、もう一ヶ月と十日、まだまだおかしな声のままよ」

「年をとると何が起きるか分からないわねぇ」
「ほんとうにね、でも、階段を四段も落ちるなんて無謀だわ」と、わたし。
「落ちたことなんてなかったのよ、今考えても不思議・・・」と彼女。

 階段から足を滑らせる、あるいは落下、転倒・・・六十代になると何人もの友人たちが経験している、そして骨折の憂き目。
《まさかね、毎日昇降している階段から落ちるなんて!》
 魔の瞬間、油断が背中を押す。

 恐いわぁ・・怖がり屋のわたし、注意の上にも注意をしている。

『ポラーノの広場』481。

2014-10-17 06:25:09 | 宮沢賢治
私はその水のつめたいのにふるひあがるやうに思ひました。みんなはこちこち指でコップをあらひました。
「さあまた洗ふんだぜ。」ファゼーロが云ってまた水をつきました。みんなは前の水を草にすててまた水でそゝぎました。


☆旨(志、考え)を推しはかる。使う詞(言葉)を千(たくさん)運/めぐらせている。
 全て遂(なしとげる)と、双(二つ)が推しはかられる。

『城』1768。

2014-10-17 06:18:20 | カフカ覚書
「なぜやつらを追いはらったかと言うのかね」と、Kは反問した。「その直接のきっかけとなったのは、きみのことだよ」
「わたしのことですって」と、フリーダは、あいかわらず眼を外にむけたまま、たずねた。


☆「なぜ彼らを追いはらったのかね」と、Kはたずねた。その直接のきっかけはきみのことだよ」
 「わたし(平和)のこと」と、フリーダ(平和)は外(現世)に眼をむけたまま、電光なしにたずねた。