臀部に出来た(しこり)、恥ずかしいなどと言っている場合ではないと外科医院へ直行。
もしもの場合を考え、下着は三セット新品を用意した。(入院の準備は箪笥の上に三十年も前から用意してある)
「はい、横になってください」と、医師。
「何時ごろからですか」
「よく分かりませんが、一ヶ月くらい前からです」
「はい、いいですよ」
「つまり、まあ、細菌が皮膚に入って腫れているという状態です。抗生物質の薬を出しておきましょう」
「で、この次は?」
「治ったら、もういいでしょう」と、あっさり。
「癌ではないんですか?」(念のために聞いてみた)
「はい、違いますよ」
「・・・」(そうなんですか)
アレッ!!って感じ。そして、アハハハ・・・。
手術、切開、メス、ふさがらない傷口、癌かもしれない(Ah・・・)
平然を装いながらも落ち込んでいた昨今の黒い霧(?)
でも、何でもないなんて・・・。
「そうなんですか・・・」