続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈) 青杉に。

2021-01-01 06:59:09 | 飯島晴子

   青杉に鍋鉉細き夏が来る

 青杉…地球は青かった、杉の幹は直立し50メートルにも達する常緑針葉樹。
 鍋鉉…南半球の夜を《鍋》と見立て、北半球における黄道を《鉉》と見たのではないか。太陽黄経90度の瞬間を夏至と呼ぶ。真っ直ぐ天を仰ぎ見ると、東から西への太陽の通り道がわかる、青杉の先を通る日こそ夏至(6月21日ごろ)であれば、もうすぐ夏である。

 青杉はショウ・サンと読んで、章、三。
 鍋鉉はカ・ゲンと読んで、化、言。
 細き夏が来るはサイ・カ・ライと読んで、採、果、磊。
☆章は三つある。
 化(形、性質を変えて別のものになる)言(言葉)を採(選び取る)。
 果(思い切ってやり)磊(小さなことにはこだわらない)。

 青杉はセイ・サンと読んで、棲、惨。
 鍋鉉はカ・ケンと読んで、苛、倹。
 細き夏が来るはサイ・カ・ライと読んで、細、稼、頼。
☆棲(住家)は、惨めである。
 苛(きびしく)倹(出費を切り詰めている)細(取るに足らない)稼ぎ(かせぎ/収入)に頼っている。