続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)螢籠。

2021-01-30 06:22:32 | 飯島晴子

   螢籠兄の肉声聞き忘れし

 螢籠はケイ・ロウと読んで、計、朧。
 兄はアニと読んで、豈。
 肉声はニク・ショウと読んで、肉、章。
 聞き忘れしはモン・ボウと読んで、問う、防。
☆計(もくろみ)は瀧(ぼんやり霞んでいる/よく見えない/隠している)。
 豈(どうして、何故)、肉(内容のふくらみ)の章を問(問いただすこと)を妨ぐか。

 螢籠はケイ・ロウと読んで、傾、楼。
 兄はキョウと読んで、怯。
 肉声はニク・ショウと読んで、肉、小。
 聞き忘れしはモン・ボウと読んで、悶、防。
☆傾く楼(二階以上の高い建物)の肉(物の厚みや体の太さ)が小(貧弱)である。
 悶(思い悩み)、防(あらかじめ用心している)。

 螢籠はケイ・ロウと読んで、経、弄。
 兄はキョウと読んで、胸。
 肉声はノニク・ショウと読んで、憎、照。
 聞き忘れしはモン・ボウと読んで、問、謀。
☆経(つね)に弄(おもむくまま)に胸(心の中)の憎(懲らしめてやりたいほど相手を疎ましく思う、または、癪に障るほど見事である)を、照(てらし合わせ)問(といつめる)謀(図りごと)である。


『飯島晴子』(私的解釈)口中の。

2021-01-30 06:07:31 | 飯島晴子

   口中のくらきおもひの更衣。

 苦衷(苦しい心の中)の、暗い想いの桐壷更衣でした。

 口中はク・チュウと読んで、句、註。
 くらきおもひ(暗思)はアン・シと読んで、案、視。
 更衣はコウ・イと読んで、交、異。
☆句の註(意味を書き記すこと)を案(調べ)、視(気を付けて見ると)、交わる異(別のもの)がある。

 口中はク・チュウと読んで、苦、衷。
 くらきおもひ(暗思)はアン・シと読んで、闇、死。
 更衣はコウ・イと読んで、考、畏。
☆苦しい衷(心の中)、闇(秘か)に死を考える畏(怯え)がある。