螢籠兄の肉声聞き忘れし
螢籠はケイ・ロウと読んで、計、朧。
兄はアニと読んで、豈。
肉声はニク・ショウと読んで、肉、章。
聞き忘れしはモン・ボウと読んで、問う、防。
☆計(もくろみ)は瀧(ぼんやり霞んでいる/よく見えない/隠している)。
豈(どうして、何故)、肉(内容のふくらみ)の章を問(問いただすこと)を妨ぐか。
螢籠はケイ・ロウと読んで、傾、楼。
兄はキョウと読んで、怯。
肉声はニク・ショウと読んで、肉、小。
聞き忘れしはモン・ボウと読んで、悶、防。
☆傾く楼(二階以上の高い建物)の肉(物の厚みや体の太さ)が小(貧弱)である。
悶(思い悩み)、防(あらかじめ用心している)。
螢籠はケイ・ロウと読んで、経、弄。
兄はキョウと読んで、胸。
肉声はノニク・ショウと読んで、憎、照。
聞き忘れしはモン・ボウと読んで、問、謀。
☆経(つね)に弄(おもむくまま)に胸(心の中)の憎(懲らしめてやりたいほど相手を疎ましく思う、または、癪に障るほど見事である)を、照(てらし合わせ)問(といつめる)謀(図りごと)である。