山葵沢真昼の冷えの白拳
山葵沢の緑、白拳の白、そして清流の清涼。至福ある景観、写生句である。
山葵沢はサン・キ・タクと読んで、三、記、度。
真昼はシン・チュウと読んで、審、抽。
冷えの白拳はレイ・ハク・キョと読んで、例、迫、挙。
☆三つの記がある。
その度、審(正しいかどうかを明らかにして)抽(抜き出す)。
例(決められた事柄)に迫る挙(企て)である。
山葵沢はサン・キ・タクと読んで、散、企、択。
真昼はシン・チュウと読んで、慎、注。
冷えの白拳はレイ・ハク・キョと読んで、励、薄、拠。
☆散(バラバラにする)企てがある。
択(良し悪しを見てより出し)慎(過ちの無いように気を配り)注(書き記す)。
励(力を尽くして務め)薄(迫る、近づくこと)が拠(よりどころ)である。