続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈) 菖蒲園。

2021-01-04 07:22:34 | 飯島晴子

   菖蒲園ころしなれたる声聞ゆ

 菖蒲園へ行くと、品種改良で掛け合わされた(多くのDNAがころされ)、時代(主に江戸時代)を経た多品種にそれぞれの名前や時代が聞えてくる(表示されている)。

 菖蒲園はショウ・フ・エンと読んで、症、怖、炎。
 ころしなれたる(殺慣)はサツ・カンと読んで、察、患。
 声聞ゆはセイ・モンと読んで、凄、悶。
☆症(病気の徴候)は怖く、炎(体の一部に熱や痛みを持つ症状)を察(明らかにする)。
 患(病気にかかると)凄(痛ましく)悶(もだえ悲しむ)。

 菖蒲園はショウ・フ・エンと読んで、衝・普、掩。
 ころしなれたる(殺慣)はサツ・カンと読んで、冊、観。
 声聞ゆはショウ・ブンと読んで、章、分。
☆衝(重要なところ)を普く掩(隠す)冊(書付)である。
 観(よく見て)章を分(見分けること)である。


『飯島晴子』(私的解釈) 待っている。

2021-01-04 07:00:26 | 飯島晴子

   待っている死があり谷の夏火鉢

 病状には波がある。急激に落ち込む谷の症状、夏火鉢(高熱)を抱えているようである。

 待っている死があり(待居死有)はジ・キョ・シ・ユウと読んで、二、挙、詞、有。
 谷の夏火鉢はコク・カ・カ・ハツと読んで、告、加、果、発。
☆二つの挙(企て)の詞(言葉)が有ると、告ぐ。
 加(その上に重なる)果(結末)が発(外に現れる)。

 待っている死があり(待居死有)はジ・キョ・シ・ユウと読んで、時、距、址、幽。
 谷の夏火鉢はコク・カ・カ・ハツと読んで、告、過、価、醱。
☆時を距(隔てる)址(建物の跡)は幽(奥深い)と、告げる。
 過(時間を経た)価(ねうち)を醱(かもす)。
 


『飯島晴子』(私的解釈) 裾ゆるく。

2021-01-04 06:44:25 | 飯島晴子

   裾ゆるく老いて白藤明りの谷

 川下の衰えた流れの一角に見事な白藤が、その谷間を明るく照らしている。

 裾ゆるく(裾緩)はキョ・カンと読んで、挙、観。
 老いて白藤はロウ・ハク・トウと読んで、漏、迫、統。
 明かりの谷はメイ・コクと読んで、命、酷。
☆挙(すべて)を観(よく見ると)漏れてくる。
 迫(追い詰め)統(一筋にまとめる)命(巡り合わせ)は、酷(大変)である。

 裾ゆるく(裾緩)はキョ・カンと読んで、虚、刊。
 老いて白藤はロウ・ハク・トウと読んで、浪、剥、透。
 明かりの谷はメイ・コクと読んで、迷、告。
☆虚(中身がないもの)を刊(出版する)のは、浪(無駄)である。
 剥(はがれて)透(すかして見える)迷(珍妙さ)を告げる。