雛の衿重ねて川の遠景色
雛(形代)に衿(心の中)を重ねて川に流し、遠ざかるのを見送ったという「雛流し」(神事)の景である。
雛の衿はスウ・キンと読んで、枢、金。
重ねて川のはジュウ・センと読んで、自由、擅。
遠景色はエン・ケイ・ショクと読んで、掩、警、私欲。
☆枢(かなめ)の金は自由に擅(独り占めにし)掩(隠している)。
警(戒めるべき)私欲である。
雛の衿はスウ・キンと読んで、数、襟。
重ねて川のはチョウ・センと読んで、帳、千。
遠景色はオン・ケイ・シキと読んで、後、系、私記。
☆数(図りごと)は襟(心の中)にあり、帳(ノート)に千(沢山)の音の系(つながり)の私記がある。