続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)地芝居の。

2021-01-11 06:57:04 | 飯島晴子

   地芝居の白塗にそふ冬の川

 冬はしだいに川の水が減り流れも細く草も枯れてしまう。逆に河原の領域が広くなるので、地芝居の白塗(役者)の面々の登場、興行がある。

 地芝居のはジ・シ・キョと読んで、恃、師、居。
 白塗にそふ(白塗沿)はハク・ト・エンと読んで、迫、縁、徒。
 冬の川はトウ・センと読んで、党、選。
☆恃(頼りにする)師(先生)の居(お住まい)に迫(近づく)徒(弟子)は縁(かかわる)党(仲間)をも選ぶ。(「あなたはいいわ」と排除される仲間も…)

 地芝居はジ・シ・キョと読んで、二・至、拒。
 白塗にそふ(白塗沿)はハク・ト・エンと読んで、白、途、掩。
 冬の川はトウ・センと読んで、答、潜。
☆二つに至(行き着くこと)を拒む、と白(申し上げる)。
 途(道筋)は掩(隠している)が、答えは潜(ひそんでいる)。


『飯島晴子』(私的解釈) 山鳥の。

2021-01-11 06:25:40 | 飯島晴子

   山鳥のぬくみ去りゆく黒い土蔵

 山鳥、野鳥でありにぎわう町にはいないが、山鳥にも秘かに燃える心情がある。しかし、黒い土蔵という粋で高級感のある風情にはそぐわず去っていった山鳥である。(追われたとみる方が妥当かも知れない)

 山鳥はサン・チョウと読んで、算、眺。
 ぬくみ去りゆく(温去行)はオン・キョ・アンと読んで、陰、挙、案。
 黒い土蔵はコク・ト・ゾウと読んで、酷、図、雑。
☆算(見当をつけて)眺める。
 陰(かくした)挙(企て)の案(考え)は酷(容赦なく厳しい)。
 図りごとは雑(いろいろなものが混じりあっている)。

 山鳥はサン・チョウと読んで、三、調。
 ぬくみ去りゆく(温去行)はオン・キョ・コウと読んで、音、拠、講。
 黒い土蔵はコク・ド・ゾウと読んで、告、努、造。
☆三つを調べる。
 音を拠(より所にする)講(話)である、と告げる。
 努(力を尽くして)造(こしらえている)。