地芝居の白塗にそふ冬の川
冬はしだいに川の水が減り流れも細く草も枯れてしまう。逆に河原の領域が広くなるので、地芝居の白塗(役者)の面々の登場、興行がある。
地芝居のはジ・シ・キョと読んで、恃、師、居。
白塗にそふ(白塗沿)はハク・ト・エンと読んで、迫、縁、徒。
冬の川はトウ・センと読んで、党、選。
☆恃(頼りにする)師(先生)の居(お住まい)に迫(近づく)徒(弟子)は縁(かかわる)党(仲間)をも選ぶ。(「あなたはいいわ」と排除される仲間も…)
地芝居はジ・シ・キョと読んで、二・至、拒。
白塗にそふ(白塗沿)はハク・ト・エンと読んで、白、途、掩。
冬の川はトウ・センと読んで、答、潜。
☆二つに至(行き着くこと)を拒む、と白(申し上げる)。
途(道筋)は掩(隠している)が、答えは潜(ひそんでいる)。