気象庁は本日14日、職員が午後2時ごろ、千代田区の「靖国神社」の「ソメイヨシノ桜の標本木」で開花基準となる5~6輪の花が開いていることを確認したと発表した。これは昨年と並び最速の開花日で満開は23日頃となるという。11日の広島、12日の福岡に続く全国で3番目に早い開花となって東京の観測史上では昨年と並び最速となった。開花が早くなった要因は2月以降、気温の高い日が多い暖冬となり、桜開花の600度法則(最高気温の累積)に達したからと見られる。今日14日の東京都心も最高気温が18度を超え4月中旬並みのポカポカ陽気である。日本気象協会では開花から一週間後の23日ごろに満開となると見込んでいる。しかし折角桜が開花しても各地の「桜まつり」中止か縮小である。コロナ禍ではあると言えやはり桜撮りには赴かねばならない。せっかく美しく咲いてくれた主役の美しさは記録、記憶として残しておかなくてはならない。(2103)
昨年の靖国神社の標本木

昨年の靖国神社の標本木
