イギリスの君主として歴代最長となる70年にわたって在位され多くの国民に敬愛されたエリザベス女王が9月8日96歳で崩御された。驚くことに亡くなる2日前には英国史上3人目の女性新首相に選ばれた「リズ・トラス」の任命の公務までされていた。女王の国葬は19日午前11時(日本時間同午後7時)から約1時間の予定で、英王室、政府関係者ら約2000人が参列のもと厳かに執り行われた。約500人は各国の元首や首脳とそのパートナーで、日本からは天皇皇后両陛下、アメリカのバイデン大統領が参列。国葬の最後に、英全土で2分間の黙祷が捧げられる。崩御後の10日間各局のテレビはこの報道でもちきりである。「バルモラル城」、「ホリールードハウス宮殿」、「セント・ジャイルズ大聖堂」、「バッキンガム宮殿」、「ザ・マル」、「ウィンザー城」、「ウェストミンスター宮殿」、「ホース・ガーズ」、「官庁街ホワイトホール」、「英国議会前広場」、「ロンドン橋」などの城、寺院、橋が映し出され、今からちょうど10年前にチェスターから、湖水地方、リバプール、ストークオントレント、ストラッドアボンエイボン、バイブリー、テッドベリー、コッツウォルド、バース、「ロンドン」1週間の旅をしたことが思い出される。ツアー最終日は「ロンドン」では女王の住まいである「バッキンガム宮殿」、ロンドンから車で一時間、女王が静養される「ウィンザー城」訪れた。「バッキンガム宮殿」は外周護衛を担当する近衛兵の交代儀式が有名である。約1万坪の敷地には舞踏会場、音楽堂、美術館、接見室や図書館等がある。部屋数はスイート19、来客用寝室52、スタッフ用寝室188、事務室92、浴室78、部屋総数775があり、勤務者は約450名、年間の招待客は4万人にもなるという。宮殿正面広場に建立されたシンボルの「ヴィクトリア記念碑」が聳える。またロンドンの西34kmに位置しテムズ川南岸に王室の所有、君主の公邸で女王が週末に過ごされる「ウィンザー城」がある。45千m2の床面積を持ち、ウィンザー城は住居者もおり世界最大の城で王宮である。女王が週末を過ごされている時は「王室旗」、平日など不在の時はイギリス国旗が掲揚される。(2209)
バッキンガム宮殿
ウィンザー城

バッキンガム宮殿




ウィンザー城



