今夜は「皆既月食」で、今年最大の月「スーパームーン」であるはずであったが！！

月初から今日5/26は国内観測が2018年7月以来、約3年振りの「皆既月食」の日であり、今年最も月が地球に接近する日であり、今年最大の明るい月「スーパームーン(満月)」(地球から約35万7000kmの位置)が皆既月食となる様子を見ことができるとアナウンスしていた。コロナ禍にあってなんと幸運な瞬間に立ち会えることありがたく思わなければならない。この夜、満月は地平線に近い位置で18時44分頃「部分食」が始まり、20時9分頃～20時28分頃「皆既食」、皆既食となった月は、通常、仄かに赤銅色に見え、20時18分頃「食の最大」となり、21分53分ごろ部分食の終わり通常の「満月」に戻るという不思議な、そして幻想的で神秘的な天体現象である。皆既中の月の明るさや色合い、部分食中の欠けた満月の様子や、皆既食中の夜空の明るさの変化を観察でき、そして撮影のトライ、チャレンジする機会を得た絶好の瞬間である。今夜の現象は本当に稀なことのようで、天球上での月の通り道＝月が地球を公転する軌道面を「白道」と地球から見ての太陽の天球上での通り道を「黄道」が約5度傾いていることから両者の交点の近くで「満月」になる時にのみ「月食」が起こるもの、宇宙空間で太陽ー地球ー月の順に3天体がほぼ一直線に並ばなければ起きない貴重な一夜の現象、瞬間なのである。その瞬間に立ち会えることができるかと期待していたが残念ながら曇天で「部分食」の開始から終了まで3時間以上にわたって繰り広げられる天体ショーは見ることも撮影することもできなかった。残念である。朝日新聞社撮影の仙台青葉区ウェブ上の画像で今回は我慢しなくてはならなくなってしまった。 (2105)