相模太夫の旅録=Tabi Log

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土井昌勝の妻初台局が建立願いした「柴山正春寺」

2024-09-28 10:13:33 | 寺院
渋谷区代々木に初台の局の菩提寺として知られる真宗大谷派系の単立寺院「柴山正春寺」は鎮座する。山号の「柴山」は梅園局の嫁ぎ先の柴山氏に、院号の「安養院」は初台局の戒名に寺号の「正春寺」は梅園局の戒名にそれぞれ由来する。当寺は土井昌勝の妻(德川家忠の乳母)初台局が、知行地に菩提寺の建立を願い、その娘梅園局(德川家光の乳母)の子正入が住していた天台宗湯島「専西寺」を当地に引寺する形で湯島山専西寺として元和6年(1620)創建、元和8年(1622)初台局が歿し、寛永4年(1627)浄土真宗に改め、寛永10年(1633)湯島山安養院専西寺と改称、正保2年(1646)更に「柴山専西寺」と改めた。慶安4年(1651)梅園局が歿し、明暦3年(1657)には正入が入寂、天和2年(1682)湯島専西寺が火災で焼失し、両寺合寺、元禄5年(1692)に「正春寺」と改めた。本尊は阿弥陀如来。境内には歌舞伎劇場の座主だった田村成義の銅像がある。明治44年(1911)の還暦祝いで建てられた寿像である。山門寺号標より入山すると正面に「本堂」「庫裏」がある。(2409)
 
 
 





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