ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

2009年は意外に良くなる?!仕事はじめのコーヒーブレイク(学校で教えてくれない経済学)、

2009-01-05 14:40:50 | 経済学
 1月5日が仕事はじめの人が多い。近くの喫茶店でも、正月休みも昨日で終わり、コーヒーを一杯飲んだあと、さあ今日からだと、気合をいれて店を出ていく人が多かった。
 マスターが年末ジャンボ宝くじを拾ったひとの話を、まあ、聞いてくださいよといわんばかりにはじめた。阪神御影駅前に昨年10月、阪神デパートが店を出した。店の前に広場がある。そこで泥の付いた紙切れのようなものを見つけた。よく見れば宝くじ券である。
泥を落として売り場に持参した。なんと10万円の当たり券ではないか。連れの3人のうちの二人に1万、残り8万を入れたサイフがない。どこかで落としたのだろうとしょんぼりしていたという。年のはじめにあたり、神様は味なことをされるものだと感心した。
次は、以前にも「経済学」に登場したNさんの話である。母親を自宅で介護している。デイサービスになかなか行きたがらない。父親は一昨年見送ったが、男の方は、し良かった。女は手がかかるとぼやいていた。介護と一口で言うが経験したことがない人にはわからない。
そのNさんが、店の前に置いていた自転車が今朝見当たらない。夜のうちに盗まれたらしいとまたぼやいていた。Nさんの口癖だが、「景気は、いつになったら、ようなりますねん」と話題を変えて来た。「いろいろな見方がある。回復には長引くと見ておいた方がストレスは、溜まりまへんなあ」、と訳の分からない話をして、お茶を濁した。
今朝のWSJ紙を読んでいたら「2009年、みなが思うほど悪くならない」という見出しで項目別に5点並べていた。①株式投資には今年はグッドイヤーになる、②不動産投資にもグッドイヤーになる、③アメリカ人が身の程を知った生活態度に戻る、④オバマが公共投資で歴史的な仕事をする、⑤税金が2009年は上がらないとA42ページに詳しく書いた。
株式投資については、「ボトムが年内に来る。いまの株価は下げすぎだ」。不動産投資は、「株以上にトリッキーだ。しかし、ローン金利が過去最低。みながそろって住宅を投売りしている」と指摘している。
③番目のアメリカ人の生活態度について、「米国には3億の人口がいる。若者がクレデットカードを使わなくなった。自分の稼ぎにあわせて消費する態度に急激に変わった。アメリカが普通の国になる。」というのである。日本の若者にこそ聞かせてやりたい話である。
④番目は、オバマの7500億から1兆ドルの景気刺激策は前代未聞だ。使い過ぎだという声は当然ある。米国中に風車が立つ。学校や病院が改装される。病院のカルテがコンピュター化される。橋や道路だけの公共投資でない。何より米国人がオバマにわくわくしている。
⑤番目については、1兆ドルもの景気刺激策と金融危機救済に数千億ドルを政府は調達できるのか?なぜイラクとアフガニスタンで戦争を続けるのか?一挙に退職するベイビーブーマーにかかる膨大なコストは回収できるのか?つけは10年11年に回る。09年はない。
先のNさんは魚釣りが大の趣味だ。日本中の釣り場は61歳になるまでほとんど回った。釣りをしているときだけは介護のつらさを忘れる。長男が正月来て、「お父さんボクが代りにお祖母ちゃん見てるから釣りに行っておいで」と言ってくれた。一年半ぶりだったという。
仕事はじめの職場でどんな話が出たのであろうか。悲観的になるなといわれても目の前は暗い。楽観に過ぎるのも良くないが今こそポジティブな面に目を向けて乗り切りたい。(了)

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