なあむ

やどかり和尚の考えたこと

電気料黒字

2010年07月28日 09時34分31秒 | 地球環境

宿用院太陽光発電所による電気の売買が5月分から黒字になっています。

5月分 買電11.812円 売電12.816円 1.004円の黒

6月分 買電10.251円 売電16.608円 6.357円の黒

7月分 買電9.248円 売電13.152円 3.904円の黒

「売電」は、発電した電気を使用して、残った分を売った額ですから、実際は黒字分以上の効果はあります。

設備投資からみれば、わずかな金額ではありますが、効果が実感できることで心の収支はプラスに転じます。二酸化炭素の削減に投資しているようなものです。


スウェーデン支部

2010年07月15日 20時47分24秒 | 地球環境

昨日の夜は、宿用院で河北町環境を考える会の集いがありました。
当会には海外支部がありまして、国はスウェーデン。
河北町出身の矢作ルンドベリ智恵子さんが、当会の会員になっていただいた時に在住のスウェーデンを支部に認定したというだけのことです。
この度2年ぶりに里帰りされたとの情報を得て、お話と懇親会を企画したのでした。
智恵子さんは、スウェーデン、ストックホルムで、メディア・コーディネーターとしてスウェーデンの情報をTV、ラジオ、雑誌を通じて日本へ発信している他、現在はストックホルム大学で環境学も勉強中。環境NGOにも参画されています。
環境先進国スウェーデンの視察団が日本に招聘された時に、通訳兼コーディネーターとして山形まで同行されました。
お話は、スウェーデンの環境政策についての現状について詳しくお聴きしました。やっぱり、すごく進んでいます。スウェーデンに行ってみたくなりました。
今回の帰国中には、ご主人も来日されて、ご家族で広島の原爆資料館に行かれる予定だそうです。
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B級グルメ「冷たい肉そば」

2010年04月26日 13時47分17秒 | 地球環境

昨日は河北町環境を考える会の総会でした。

河北町長と環境防災課長も出席してくださって、有意義な総会となりました。

総会終了後、ミニトークということでゲストをお招きしてお話をうかがいました。

ゲストは、河北町商工会商業活性化推進員の逸見朋愛さん。谷地名物「冷たい肉そば」をB級グルメで全国に発信して町の活性化につなげようと活動されている方です。

はじめて知りましたが、「B級グルメ」というイベントは、かなりまじめなポリシーを持った団体「愛Bリーグ」が、厳しい基準で審査したものしか参加できない仕組みになっているようでした。

そして、逸見さんに感心したのは、自由さとスピードを優先させるため、あえて行政や業界などの関係者を頼りにしないで、市民ボランティアでの活動にこだわっているところでした。

こういう若者の行動が、閉塞した社会に風穴をあけてくれるのだなと勇気づけられました。

当会会員のみんなが応援してくれるはずです。がんばれ逸見さん!


お寺の本業

2010年03月28日 22時51分40秒 | 地球環境

今日の夜は、河北町環境を考える会の月例会でした。

4月の総会の打ち合わせから、農薬、有機野菜、自然農法など農業と健康の話題、町の環境意識の話題、新しいゴミ分別の話題、葬祭サポーター、自殺問題まで、色々な話題がでました。

色々な情報を持ち寄るといい刺激になります。

今年の総会では、谷地の名物である「冷たい肉そば」をB級グルメとして全国に発信しようと頑張っている若い女性、逸見朋愛さんをゲストにお招きして話を伺おうと思っています。

環境問題は、まさに生きていく基盤の問題ですから、全てに関わっています。それは自然とは何か、不自然とは何か、人間とは何か、命とは何か、という問題でもありますし、宇宙の運行のありように気づくこととも言えます。

その真実に気づくことは、人間の悩み苦しみの原因に気づくことともつながっているようです。

そのことを既に発見されていたお釈迦様はやっぱりすごいと思います。

お寺にとって環境問題は「課外事業・サークル活動」ではありません。自殺問題も、難民問題も、老人問題も、地域の問題もすべて「本業」です。

「当に願わくは衆生と共に」が仏教の願いですから、喜びや悲しみや苦しみを共有することをもってお寺の仕事と考えています。


環境を考える会

2010年01月31日 22時36分31秒 | 地球環境

今日は、毎月最終日曜日、河北町環境を考える会の今年最初の例会でした。

昨年暮れの、神田紫講談講演と冬至キャンドルナイトの反省会と、今年の予定などを打ち合わせしました。

最近の環境に関する色々な話題が出て、情報も日々更新されていることから、アンテナを張り、関心を持って勉強していかないといけないと思いました。

映画ファンのメンバーからは、最近の映画上映の紹介がありました。

オーガニックブームを巻き起こしたフランスのドキュメンタリー「未来の食卓」(フォーラムで2月20~26日)と、イラク戦争の劣化ウラン弾のその後を追った「HIBAKUSHA世界の終わりに」(フォーラムで2月3・4・5日)です。

世界のあちこちで何が起こっているのかを知るいい機会かもしれません。

http://www.g-gendai.co.jp/hibakusha/

http://www.uplink.co.jp/shokutaku/introduction.php


自然エネルギーシンポジウム

2010年01月30日 21時27分21秒 | 地球環境

今日は、新庄市で開かれた「自然エネルギー政策と山形の未来」というシンポジウムに参加してきました。

「環境と経済が両立する地域社会をどう創るか、地域資源を活用した環境ビジネスの創造」という基調講演の後、「豪雪地方における太陽光発電の成果」、「最上町における木質バイオマスの利活用」、「小水力発電の普及啓発」、というテーマで報告があり、興味深く聞きました。

森林と沢水に恵まれた最上の自然環境は、上手に利用すれば、本当にエネルギーの宝庫であるわけで、今後の技術革新が待たれます。

また、雪国に不利だと思われている太陽光発電も、発電効率は他地区との違いはほとんどないことを知りました。雪に対する対策は、冬場は角度を立てて雪が積もらないようにして夏場は少し寝かせるような可動式のパネル設置にすれば、予測よりも大きな発電をすることが報告されました。驚いたのは、雪の反射光によって発電効率が上がる!という報告でした。

宿用院の発電所は、雪が積もって落ちない箇所があり、1月の発電量はよくありませんでした。改良の余地有りでした。


MOTTAINAI

2010年01月01日 08時55分06秒 | 地球環境

「もったいない」が今年の私のテーマです。

 この言葉は、日本人が古くから使ってきた言葉で、元々の意味は、神仏に対して不届きである、畏れ多い、という意味で使われてきました。それが転じて、ものを粗末にする時などに「ものの本体を失する」という意味で使われるようになりました。

 この言葉が今、意外なところから広がりを見せています。

2005年、京都議定書関連の行事で来日したケニアのワンガリ・マータイさん(環境分野で初のノーベル平和賞受賞)は、日本の「もったいない」という言葉に感銘を受け、この言葉を世界共通の環境問題の合い言葉にしようと、「MOTTAINAI」キャンペーンを展開しているのです。「もったいない」と同じ意味を持つ言葉は世界にないということでしょう。

 経済危機により、職を失い、自殺者も絶えない日本となりました。しかし一方で、毎日棄てられる食物が3300万人分、それを莫大な金額で廃棄しているというのはどういうことでしょうか。

人間は食べられれば生きられるという単純なものではないかもしれません。それにしても、そんな馬鹿げた、実にもったいないことは何とかしなければならないと痛切に思います。そのほかにももったいないことは数々ありますが、せめて食料だけは、もったいないことをしないようにしなければなりません。

 我々の先祖が伝えてきた、世界に誇れるこの言葉を我々が次の時代に伝えられないとすれば、真に「もったいない」ことです。

<wrap type="square"></wrap> もっともっと、みんなで言いましょう「もったいない、もったいない、あ~もったいない」。


キャンドルナイトと49日

2009年12月25日 07時41分09秒 | 地球環境

Dvc0020622日は冬至でした。

河北町環境を考える会主催、恒例の「100万人のキャンドルナイトin河北」第12回目です。

今回のゲストは、3年ぶりの出演になるヴァイオリンの池田敏美さんとピアノの田中奈織美さん、それに敏美さんの息子さんであるカウンターテノールの池田弦さんの3人。

クラシックの名曲からアニメソングまで、幅広いジャンルでの演奏と楽しいおしゃべり、皆さん大満足での一時でした。

Dvc00212 そしてそして、スタッフの役得。打ち上げで敏美さんがスタッフねぎらいの演奏。2メートルぐらいの距離で、ヴァイオリンの息づかいが聞こえるような演奏は、本当に胸を打ちました。涙を流しているスタッフが何人もいました。どうしてヴァイオリンの音色は涙が出るのでしょう。

ピアノの奈織美さんは、何と、2月に山形市のお寺さんに嫁がれるのだそうで、尚近くなったような気がしました。

23日は、師父の49日忌、大練忌でした。納骨も済ませ、忌中の一区切りとなりました。

お骨の一部は、永代供養塔にも納めました。一番先に入って、これから来られる方々を迎えていただこうと願ってのことです。


太陽光発電経過報告

2009年10月14日 22時31分29秒 | 地球環境

太陽光発電をはじめて1ヶ月が過ぎました。これまでの実績を報告したいと思います。

太陽光発電にはモニターが付いていて、現在何キロワットを発電していて、何キロワット消費していて、売電はいくら買電はいくら、自給率はいくらと、表示される他、色々なデータが見られます。

Dvc00187 これまでのデータの集計をまとめて示すと以下のようになります。

9月9日から30日までの集計(単位はキロワットアワー)

発電量計:330.6kwh(1日平均15.2kwh)、消費量計:552.2kwh(1日平均25.1kwh)、売電量計193.6kwh(1日平均8.8kwh)、買電量計415.2kwh(1日平均18.9kwh)、自給率1日平均62.1kwh。

10月1日から12日までの集計

同じ順に、126.8kwh(10.6)、342.6kwh(28.5)、57.3kwh(4.8)、267.1kwh(22.2)、37.7kwh。

当然のことながらその日の天候によって発電量は大きく違います。

9月中には1日の自給率が100%を越えた日が1日ありました。

上記のように、発電量が9月中に比べて10月には大きく低下しています。天候と日射角度によって違ってくるものと思われます。

今後冬期間は、自給率40%以上は望めないのかもしれません。

しかし、11月1日分から、売電価格がこれまでの倍になります。現在は、売電価格も買電価格も同額の、昼間29円65銭、夜間8円58銭なのですが、11月から、売電価格が48円になるのです。

電気料金だけで言えば、自給率65%ぐらいでトントンになるのだと思います。

お寺は一般住宅と違い、電気の消費量も多くなります。外灯や本堂などの照明、厨房の冷蔵庫、ポットの数や掃除機の面積も違います。

ですから、一般家庭では、上記の数字よりはいい結果が出ると思います。

雪によるマイナスもあるかと思いますので、引き続き報告します。


講談 神田紫公演

2009年09月16日 21時26分14秒 | 地球環境

河北町協働のまちづくり活動支援事業というのがあり、河北町環境を考える会にも申請案内が来ました。

Photo 会員の皆さんと協議した結果、補助金で講演会を開催することが決まり、人の呼べる講師ということで、講談師の神田紫さんをお招きすることになりました。

紫さんは、2代目神田山陽さんの弟子となり、講談のみならず舞台などでも活躍。ノーベル平和賞を受賞したケニヤのワンガリ・マータイさんの「もったいない」運動に賛同して、講談『もったいない善兵衛』を創作、公演されています。

11月21日(土)14:00より、地域交流センターどんがホールで、神田紫公演を開催します。

講談を生で聴くのははじめてです。多くの皆様と楽しみたいと思います。

入場料:500円

詳しくは以下をご覧ください。

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