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三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ!
今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ、第182回。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。
10月28日、日曜日です。
先週は、長崎で原爆資料館と平和公園に連れて行っていただいたというところまで話しました。
折しも修学旅行シーズンとあって、多くの子どもたち、外国の方々も大勢来ていました。
広島の資料館にも行ったことがありますが、同じく凄惨な事実がそこにはありました。
人間はなんと愚かなものかと思わずにはおれませんでした。
課題を与えられているのでしょう、子どもたちは展示資料の前で一つ一つノートをとっていました。
平和公園に着いた時、ちょうどある学校の生徒たちが整列して歌を歌い始めました。
その歌声は胸に染み入るようでした。
歌が終わって、後ろにいた先生に聞くと福岡の小学生が平和学習で来たのだと。
若い女性の先生は瞼をぬぐっていました。
涙は先生の心を洗ったことでしょう。
歌は「折り鶴」。
生きていてよかった
それをみつけたくて
長崎のまちから
私は歩いてきた
この胸のいたみを
うたごえにたくして
焼けあとの下から
ここまで歩いてきた
この耳をふさいでも
聞こえる声がある
この心閉ざしても
あふれる愛がある
はばたけ折り鶴 私からあなたへ
はばたけ折り鶴 あなたから世界へ
梅原司平さんという方の作詞作曲のようです。
こんな子どもたちの上にも原爆は落ちました。
戦争が何かも知らず。命の何かもまだよくわからいうちに。
恋も、愛の喜びもまだ知りはしないのに。
こんな子どもたちの上にも原爆は落とされました。
汚れのないまま小さな命たちは昇華していきました。
歌え子どもたちよ!
この歌の深い意味など知らぬまま。
大きな声で歌ってくれ!
その歌声を側で聞いて胸を打たれる人がいる。
年数を経ても感じる心がある。
純粋な歌声よ、愚かな大人たちの耳を洗ってくれ。
そして、現実を見て。苦しみを感じ取って。平和を学習して。
人間はなんと愚かであるか。それを胸に刻んでほしい。
その愚かさを繰り返さないと誓う人に、是非なってほしい。
平和を希求する人が平和を実現していくのです。
戦争を望む人が戦争をするのです。
戦争は自然災害とは違う。人間が起こすものです。
命の底から平和を希求するために、凄惨な事実から目を背けてはなりません。
公園の片隅にシャーベットアイスを売るおばちゃんがいました。
コーンにバラの花びらのようにアイスを盛り付けてくれました。
連れて行ってくれた松尾哲雄さんと坊さん二人がアイスをなめながら、言葉にできない思いをおばちゃんとの雑談で紛らわせていました。
アイスは、冷たい涙の味がしました。
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。
三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ!
今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ、第182回。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。
10月28日、日曜日です。
先週は、長崎で原爆資料館と平和公園に連れて行っていただいたというところまで話しました。
折しも修学旅行シーズンとあって、多くの子どもたち、外国の方々も大勢来ていました。
広島の資料館にも行ったことがありますが、同じく凄惨な事実がそこにはありました。
人間はなんと愚かなものかと思わずにはおれませんでした。
課題を与えられているのでしょう、子どもたちは展示資料の前で一つ一つノートをとっていました。
平和公園に着いた時、ちょうどある学校の生徒たちが整列して歌を歌い始めました。
その歌声は胸に染み入るようでした。
歌が終わって、後ろにいた先生に聞くと福岡の小学生が平和学習で来たのだと。
若い女性の先生は瞼をぬぐっていました。
涙は先生の心を洗ったことでしょう。
歌は「折り鶴」。
生きていてよかった
それをみつけたくて
長崎のまちから
私は歩いてきた
この胸のいたみを
うたごえにたくして
焼けあとの下から
ここまで歩いてきた
この耳をふさいでも
聞こえる声がある
この心閉ざしても
あふれる愛がある
はばたけ折り鶴 私からあなたへ
はばたけ折り鶴 あなたから世界へ
梅原司平さんという方の作詞作曲のようです。
こんな子どもたちの上にも原爆は落ちました。
戦争が何かも知らず。命の何かもまだよくわからいうちに。
恋も、愛の喜びもまだ知りはしないのに。
こんな子どもたちの上にも原爆は落とされました。
汚れのないまま小さな命たちは昇華していきました。
歌え子どもたちよ!
この歌の深い意味など知らぬまま。
大きな声で歌ってくれ!
その歌声を側で聞いて胸を打たれる人がいる。
年数を経ても感じる心がある。
純粋な歌声よ、愚かな大人たちの耳を洗ってくれ。
そして、現実を見て。苦しみを感じ取って。平和を学習して。
人間はなんと愚かであるか。それを胸に刻んでほしい。
その愚かさを繰り返さないと誓う人に、是非なってほしい。
平和を希求する人が平和を実現していくのです。
戦争を望む人が戦争をするのです。
戦争は自然災害とは違う。人間が起こすものです。
命の底から平和を希求するために、凄惨な事実から目を背けてはなりません。
公園の片隅にシャーベットアイスを売るおばちゃんがいました。
コーンにバラの花びらのようにアイスを盛り付けてくれました。
連れて行ってくれた松尾哲雄さんと坊さん二人がアイスをなめながら、言葉にできない思いをおばちゃんとの雑談で紛らわせていました。
アイスは、冷たい涙の味がしました。
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。